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カテゴリ:活動
こんばんは~。
早速ですが,久々にこれです。 『カメラを初めてちょっと経った人向けシリーズ』 気づけば1ヶ月半ぶりです。お待たせしました。 今回は…… 『食べ物』 これです。 先日の大洗でドールと並んで多く撮ったもの。 そもそも自分の食べ物写真は参考資料や理論は別として(特にシグマファンの方にはおなじみ塩澤一洋先生の写真は最高の教科書かつ目標の一つです),技術と経験はすべて大洗で磨いています。 1日撮って食べているだけで上達できるかもしれませんよ? 今宵は大洗の食べ物を撮る時に頭の片隅にぜひ置いておいて欲しい話をしようかなあと思います。 オオアライバー初心者の方は必見!!(だと思いたい) ではまず基本のきとなるこのワードを……。 『シズル感』 もしかすると聞いたことある方もいるかも知れません。 元々はステーキを焼くときの擬音(ジュージュー音)を指す言葉。これが転じて『おいしそう!!』と見た人に感じてもらう効果のことを指す言葉になりました。 では先日の写真からこのシズル感の王道をご紹介しましょう。 まずは…… 『照り』 王道中の王道。キングオブシズル感です。 光がキラッと反射する照りの表現。シズル感のシズルは先程の通りステーキから来ています。油がキラリと光る光景が目に浮かびます。 そしてこのカットは照りを増幅させるポイントが数点あります。 まずはキレイな焦げ目。焦げは黒ですから,その上に油が乗ればキレイに光ってくれるんです。『丁寧に焼かれているんだよ』というのを伝える手段としても有用。 更に真ん中を走る生姜の赤と葉の緑がアクセントになり照りに切れ味を与えています。こうした出てきた料理の一番しゅっとなるポイントを探すのも楽しみの一つです。 次も王道です。 『湯気』 これも王道です。今の季節,ホッとする絵です。 しかし写真をとなるとホッと油断はできません。照りよりも格段に神経質だからです。 なんせ出るのは蓋を開けたりした一瞬が最高潮。とにかく時間が勝負。 これを克服するため,プロの宣伝写真では湯気を造るのがデフォ。ドライアイス,加湿器,はては煙草の煙…。 ですがそんなこと自分たちはできないので,自然の湯気一発勝負となります。 できれば助手役の人が1人いたほうがいいです。この写真もお手伝いを頂いております。 湯気を効果的に起こすアクションというのもあります。今回は助手役の方に雑炊をすくってもらうことでそうしています。若干湯気が増えるのもメリハリをつけてくれますし…。 またこの雑炊は玉子が入っています。これが彩りを与えてくれています。 『彩り』 このワードも重要なところですね。先日の大洗では全てAF-Pでしたが,自分はこれが得意なレンズとしてA012を持っているくらいですし…。タムロンのビビットはいい色を出してくれます。 もちろんこれは好みの問題になりますが,妥協はないようにしたいですね。レンズとどれだけ仲良くできているかも重要だと思います。実際,AF-P使い始めの頃は苦労しましたw あとピントも重要な話題です。 例えば…… このカット。どこにピントを合わせるかはすぐにおわかりですね。 エビの目一択です。ポートレートだと思って撮っていますw そうですとも、エビにとってはこれが最初で最後の晴れ舞台です。真っ先に主役をすべきです。 またピントが役をしているカットがこれ。 その皿の中で一番鮮やかなものを主役に捉えるのも重要です。 ちなみに自分はレンズの都合もありますが,絞りはF4~8の中を行ったり来たりすることが多いです。 もちろん中には表現どうこう以前の問題でシビアな食べ物もあります。 明太子とかwwww もうピントは絶対に妥協を許しませんwwww 次。食べ物でストロボは使うかどうかという話です。 結論から言うと自分は使います。ただ数は多くありません。 これは手持ちで1灯です。 すごく家庭的,アットホームなチャーハン。パラパラではなくしっとりしているあの感じ。 なので見た目よりぽてっとした重量感があります。 ただこの時,暗く光の辺も良くなかったのでストロボを使いました。ただテカりすぎてもいけませんから,ストロボの位置が違うカットを3枚撮ってこれを選んでいます。 もちろんストロボが焚けない状況も多いです。i60Aを使うことで回数はこれから増えるかもしれませんが,食べ物に関してはこれからも自然光が基本になると思います。 さて,そういえば麺類の写真がありませんね。 スパゲッティとかは今まで書いた技術でいけます。ではそばやうどんとかはどうなのか? 過去作ですがこんなのがありましたので…。 これです。そばですね。 こういった場合は出汁の反射(照りに該当)の割合とそばの存在感に注意を払います。 しょうゆのシンプルなそば。となると透明感を出すのがいいとなります。 なので程々に光を反射させること,でも中のそばの姿はちゃんと出してあげる必要があると思います。あえて湯気すらも排除してますね。 また冷たいもの(例:かき氷とか)はあえて暗い環境でローキー気味に撮ったり(その逆も然り),皿の置いてある場所の色で露出を考えたりもします。黒ならローキー,温かい木目調ならハイキーとかといった具合です。 とまあいろいろ書いてきましたが,結論から言うと 『おいしいもの探す・見る・食べるを経験にして撮る!!!ちゃんと興味関心敬意を持って』 これに尽きると思いますw大洗はそういったところでも好都合です。自分を食育する的なw 実はこうして撮っていると親に感謝したくなることが多々ありますw もしかすると普通の写真より自分自身に対して新しい発見をすることができるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.20 22:36:22
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