さて、前回の日記でダイエットに成功した話をしました。
太っているか、やせているかといった肥満度を表す指標として
BMIが用いられます。
BMIとはBMIはBody Mass Index(ボディ・マス・インデックス)
で「体格指数」などと呼ばれることもあります。
このBMIは[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で現わされ
私の例で言えば、体重67.6Kg÷(1.75×1.75)=22.1
(身長は175センチ)になります。
最も病気になりにくいのは、男性は22.2で、女性は21.9言われます。
ところが、こんな声があります。
「少し太っているほうが長生きする」
果たして本当だろうか?
こんな記事を見つけました
「理想的なBMIは22」は本当? 死亡率と微妙なズレ
~~~~~以下引用~~~~~
そもそもBMI22がいいといわれるようになったのは、30~59歳の
日本人男女およそ5000人の健康診断の結果(異常値が出た検査数、
ここでは「疾病合併数〔さまざまな病気を併せ持つ数〕」とも表現)を
調べた研究で、BMI22が最も異常値が少なかったことに由来しています
40~59歳の日本人男女およそ2万人ずつを10年間追跡し、
BMIと総死亡率との関係を調べた研究では、
BMIが23~24.9の人たちが最も死亡率が低かったことが分かっています
死亡率が最も低いBMIは、女性は40~50代では約22。
男性は40代で約24、50代で約23なんですね。
60歳を境に男女ともに数字が上がっています。
日経Gooday 2017/11/14 ライター 村山真由美
~~~~~以上引用~~~~~
この記事は比較的情報もしっかりしているようですが、
なんとなく違和感を感じます。
確かに40~59歳ではBMIが23~24.9の男性は最も死亡率が
低いのですが、女性はBMI19~20.9が低い。
また、男性のBMIが23~24.9は「太め」ではないですよ。
私の身長(175センチ)でいえば、70.4~76.2Kg。
普通にみて少し痩せまたは標準。
BMI22の67.4Kgだと、減量前のボクサーぐらいで
明らかに細いです。
また、肥満度と追跡調査の関係で、65歳以上の死亡率
出すのは私は無意味と思います。
なぜなら、現在の日本の健康寿命(日常生活に支障が無い)は
70歳代前半(男性71.19歳、女性74.12歳 2013年)だからです。
つまり、亡くなった方の中には、健康寿命を超えて元気だったが
突然、あるいは短い入院生活で亡くなった方が含まれており、
生きている方には、健康寿命前から要介護生活の方も
含まれていると推測されます。
この比較は意味があるんだろうか?
とりあえず、どんな状態でも長生きした方ならば
意味がありますが普通であれば「元気で長生き」を目指すべきで、
そうなると、単なる「長生き」でなく「健康寿命が長い」
データーでの比較をしてほしいのですが、
これはその二つを分けているようには思えません。
例を上げると
男性なら「元気で75歳でぽっくり」
「17年要介護で85歳」
女性なら「元気で80歳でぽっくり」
「20年要介護で90歳」
どちらを目指しますか?(*^_^*)
私はぽっくりのほうが良いですが、寝たきりでも長生きしたい方は
多少太めを目指すべきかもしれません。
BMI22前後が病気にかかりにくいといわれているのに
それより「少し太めのほうが長生きする」という
データの解釈としては
1 病気になっても脂肪があるので闘病生活に耐えられる
2 多少太めのほうが、病気を抱えているので、
日常生活に注意する
と言われていますので、
「多少太めのほうが長生きする」のは事実かもしれませんが
「多少太めのほうが『元気で』長生きする」とは
いえないように思いますね。
関連記事
ダイエットに挑戦するーI challenge a diet.
ダイエットに挑戦する2ーI challenge a diet.2
ダイエットに挑戦する3
ダイエットに挑戦する4-思わぬハードルが出現した
ダイエットに挑戦する5ー中之条研究
ダイエットに挑戦する6ー生活活動量計
ダイエットに挑戦する7-生活活動量計2
ダイエットに挑戦する8-食生活の改善
ダイエットに挑戦する9ーダイエットが失敗しやすい理由
ダイエットに挑戦する10-筋トレを頑張ってみた
ダイエットに挑戦する11-100キロマラソンを完走しても基礎代謝に及ばない?
ダイエットに挑戦する12-運動の消費カロリーを自分で計算する
ダイエットに挑戦する13-運動の消費カロリーを自分で計算する2
ダイエットに挑戦する14ーダイエットは体に良いのか?
ダイエットに挑戦する15-ダイエットの副作用