サッカーJリーグ1部、横浜FCの三浦知良選手(40)は16日、クラブの広報を通じ夏の参院選で自民党の比例代表出馬が一部で報道されたことに関連して「自民党より(出馬の)オファーをいただきましたが、お断りいたしました。土曜日の試合に向け、しっかりと調整をして頑張ります」と不出馬のコメントを発表した。 (以上、毎日新聞ネット版)
参議院が「良識の府」って呼ばれていたのは20世紀までなんでしょうね。今や参議院は「候補者の人気投票を行なう場」と化していて、候補者が政治に興味があろうがなかろうが関係無し。要するに当該政党の名前を書いてもらうためだけなんですね。政策でアピールしようという意気込みなんて感じられません。
前出のカズ選手はまだ現役のプロサッカー選手、政治なんかとは全く関係ないわけで、そんなカズ選手に出馬要請する自民党って、
「なに考えとんねん!!」
って思います。自民党がこのような動きをみせるということは、同じ与党の公明党も野党の民主党も有名人を擁立しようとするんでしょうけど、
「有権者をなめるんじゃねぇよ」
って思います。
選挙なんだから政策の内容で勝負すればいいのに、結局のところそういうことをする能力すらないんでしょうね、今の政治屋には。だから、有名人を擁立しての人気投票になってしまうんでしょうね。
でもね、有権者もわかっているんですよ。「どうせ誰がやってもいっしょ」「有名人を擁立しても、結局は『自民党』って書いて欲しいだけやんか」ってね。だから、しらけて選挙なんか行かない。ホントはよくないことなんだけどね。
そういえば、だいぶ前に雑誌で読んだと思うんだけど、「選挙に行かない人は罰金を科せばよい」なんてことをコメントしていた人がいたけど、現状の人気投票的な選挙制度を放置していること自体、政治屋に罰金を払ってもらいたい気分です。
だから、例えば投票率が60%行かなければ選挙自体をもう一度やり直し、なんていう制度なんかをつくってもらえれば、各政党も真剣に政策を考えるんじゃないかなって思ったりします。
あっ、以上は私のたわ言だからね、それに対する批判は不要です。