英会話学校最大手「NOVA」(統括本部・大阪市)の解約を巡ってトラブルが相次いでいる問題で、NOVAの猿橋(さはし)望社長と自民党の中山泰秀衆院議員(大阪4区)が関淳一・大阪市長を訪ね、解約時の精算方法の正当性を訴えていたことがわかった。訪問は、大阪市消費者センターが市民とのトラブルをあっせんで解決するため、NOVAに対し、市条例にもとづく「出頭通知」を出した後だった。結局、センターはあっせんを打ち切ったが、関市長は中山議員の面会との因果関係を否定している。
大阪市などによると、出頭通知は昨年4月18日付で、市消費者センターから猿橋社長あてに送付された。解約時の精算金が少ないという消費者の苦情を受け、センターのあっせんで解決を図るため、NOVA側から見解を直接聴くのが目的だった。市消費者保護条例では、市はあっせんのほか、悪質な業者に指導、勧告でき、勧告にも従わない場合は業者名を公表することができる。
中山氏と猿橋社長が関市長を訪ねたのは昨年5月22日午前。市によると猿橋社長は、解約精算金規定が特定商取引法に違反しているかどうか最高裁(今年4月、NOVAの敗訴が確定)で争われていることや、経済産業省とも十分に協議していることなどを訴えたという。
また、中山氏も「最高裁で係争中だが、NOVAの精算規定が認められないのは社会通念上おかしい」などと主張したことを認めている。
これを受け、関市長は消費者センターに事実関係を確認しておくよう秘書担当課長に指示。担当課長は、センター所長から出頭通知を出した経緯などを聞き出し、中山氏の秘書に内容を伝えた。また、中山氏と猿橋社長の訪問については、センターの現場担当者にも知らされた。
センターの池見寛勝所長によると、社長らが市長を訪問する前の昨年4月26日、NOVAの担当者が出頭通知を受けて出頭し、「最高裁の判断が出るまで応じない」と宣言したという。池見所長は「その時点で判決を待つしかないと判断し、あっせんを不調として打ち切った」と説明。関市長は「国会議員が来たことで現場が判断をゆがめることはあり得ない」と話している。
中山氏によると、猿橋社長は後援会の一員で、パーティー券購入などの支援を受けているという。また、猿橋社長が理事長を務める財団法人「異文化コミュニケーション財団」では中山氏が評議員を務め、父親の中山正暉・元衆院議員が理事に就いている。
中山氏は市長訪問について、猿橋社長の依頼だったことを認め、「支援者が困っているときに助けてあげるのが政治家の仕事」と説明。「出頭通知は市長名で来ていたが、猿橋社長だけでは関市長に会えないので、面会できるよう設定した。あっせんをやめるよう口利きはしていないし、圧力をかけるつもりもなかった」と話している。(asahi.com から引用)
TVでおもしろいCMを放送していた英会話学校のNOVAが一部業務停止を経産省から命令され、解約時にいろいろトラブルになっていたなど問題が明らかになってきつつあります。
でも、こういう問題が起こると変な横槍が入るのはよくあることで、今回も上記のようにその変な横槍が入ってきているようです。
この真偽はわかりませんが、上記の下線部にあるように「支援者が困っているときに助けてあげる」って、所管行政庁が業務停止命令をかけるっていうことはかなり悪どいことをしていたからかけるわけで、それを「助ける」とはどういうこと? 今までカネの面で面倒見てもらっているからということ?
こういうのを口利きと言わずになんというのか?
どこかの政治屋が「ワシらの仕事は行政庁に対する口利きだ」ってほざいていたヤツがいましたけど、そんな口利きで黒いものも白くなるのでは、まるっきし時代劇の「悪代官と越後屋」と同じ構図になってしまいます。そんなの、時代劇だけで十分です。
ちょっと上記本文の内容で突っ込みをいれてみると・・・
○関市長は「国会議員が来たことで現場が判断をゆがめることはあり得ない」と話している。
→いえ、それはウソでしょう。
カネのためならなんでも動く政治屋が、口利きだけで終わるわけないでしょう。
○猿橋社長は後援会の一員で、パーティー券購入などの支援を受けている
猿橋社長が理事長を務める財団法人「異文化コミュニケーション財団」で
は中山氏が評議員を務め、父親の中山正暉・元衆院議員が理事に就いている
→かなり親密のようですね。
そりゃNOVAの一大事だからほっとけないでしょうね。
あのね、いつも思うことなんだけど、政治屋って国民の方向いていないんだね。
選挙の時だけなんだね、国民の方を向くのは。あとは知らん振りっていうのは知っているけど、ここまでするかって感じです。まぁ、政治屋ってこんなもんですわー
それにしても、同じ関西の人間として恥ずかしいよ。
行政庁も政治屋から口利きとか圧力があったら、どんどん公表してほしいです。隠してしまえば、「行政と政治屋が一緒になって問題を握りつぶした」って言われてしまいますよ。
いつものごとく、以上はわたしの大きな独り言なのであしからず。
「間違っている」的コメントはご遠慮下さい。
長文の内容になってしまいましたが、ここまでごらんいただきありがとうございます。