先日、群馬県高崎市へ行った際の昼食として、高崎駅の中にある「おぎのや」へ。おぎのやといえば、信越本線横川駅の駅弁「峠の釜めし」を作っているお弁当屋さんで、鉄道ファンならおなじみの駅弁の一つということでよく知っていると思います。また、鉄道ファンでなくても「峠の釜めし」は人気駅弁の一つですから、ご存知の方も多いかと思います。
横川駅といえば、横川~軽井沢間にあった碓氷峠の高崎側、山の麓にある駅でして、ここで勾配区間用の機関車が列車を押し上げていました。その連結作業のために停車する時間を利用して、お弁当を買いに行く光景が見られたそうです。ただ、1997年の長野新幹線開業に伴い、碓氷峠を通過する在来線が廃止されてしまいました。
私は碓氷峠にとうとう行くことはできず、峠の釜めしも食べることはできませんでした。廃止に伴い、峠の釜めしはどうなったのかなって思っていましたが、高崎駅にて思いがけなく出会うことができました。(実際には、高速道路のサービスエリアやドライブインなどでも購入可能だそうです)
陶器製(益子焼というそうです)の器に入った釜めし、実は私はテレビのフィルムや本でしか見たことがなかったんですよ。横川駅で販売されていたのは、この陶器製の釜めしの方で、味噌汁等はこのお店で定食になっていたからですね。
これを食べながら、碓氷峠を登って軽井沢、なんていうことは永久にできなくなりました。関西から軽井沢方面って、ほとんど行く機会がないですからねぇ・・・。
いや、一度だけ近くまで行ったことがあったんです。就職して2年目の春、同期入社の連中と清里へ行ったんです。ちょうど、同じ時期に入社した東京の職場の連中と清里で落ち合うべく、私たちは当時まだ運行されていた夜行の急行列車と普通列車を乗り継いで清里へ行ったのです。
連中のほとんどは、清里周辺でテニスをしたり散策したりということを目的としていたので、私もそれについていきましたが、その時に別行動して軽井沢や碓氷峠に行っとけばよかったかなってね・・・。今思い出しても、ちょっともったいなかったなぁ~
話を戻して、やっとのことで、有名な峠の釜めしを食べることができてよかったです。