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テーマ:鉄道(21847)
カテゴリ:鉄道
私の住む近鉄田原本線は、今年開業100周年を迎えました。それを記念して二種類の塗装変更車両が運用されています。時折運用されているのをみていたのですが、今回写真を撮ることができました。
これがその車両、いつも田原本線で運用されている8400系の8414編成に施されているこの塗装は、かつて田原本線で運用されていた820系をイメージしたものとのこと。かつての近鉄の一般車両といえばこのようなあずき色でした。820系は、銀色の細い帯が巻かれていたんですね。最近の近鉄の一般車両を見慣れた私にとっては、とても新鮮な色に思いました。ってか、こっちの方がいいじゃん。 8400系の方向板には、田原本線100周年を示すものが使われていますが、この丸に「大」の文字はなにか。これは、田原本線が元々近鉄の路線ではなく、大和鉄道(やまとてつどう)だったためです。 大和鉄道は1918年に開業、当初は非電化路線だったのですが、1948年に電化と同時に近鉄の一般路線(南大阪線系統を除く)と同じ標準軌(1435mm)に改軌、1961年に信貴生駒電鉄と合併するまで存在していました。 ちなみに、王寺町にお住まいの年配の方は田原本線のことを「やまてつ」と呼ぶ方もおられます。実際、亡き義母さんはそう呼ばれていまして、最初のうちはどこの路線のことを指しているのかわかりませんでした・・・。 その後、1964年に信貴生駒電鉄が近鉄と合併したことにより、近鉄田原本線ということになったのですが、その歴史的背景から他の近鉄の一般路線と直接接続していない路線となっています。ただ、営業路線として直接つながっていないだけで、実際には西田原本から近鉄橿原線に伸びる連絡線があって、田原本線の車両はそこを通って回送されています。 これは、田原本線沿線の箸尾駅に掲げられた横断幕です。王寺町の年配の方のみならず、沿線の年配の方も今でも「やまてつ」ってよんでいるのかな。私も時々「やまてつせん」ってよんだりすることがあるけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月22日 22時22分37秒
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