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カテゴリ:旅行(日帰り含む)
今では少なくなったかもしれませんが、高度成長期においては川を埋め立ててそこに道路を造るということはよく見られたことだったかと思いますが、その際にそれまで川に架かっていた橋を残したり、あるいは移設させたりしたこともあったようです。かつての心斎橋がまさしくそうだったんです。私が勤め始めたころには、かつて長堀川に架かっていた心斎橋が歩道橋として使われていたのを覚えています。今では撤去されてありませんけどね。
さて、先月だったかJR阪和線津久野駅で降りてすぐ近くにこのようなものを見つけました。 見た目は立派な橋ですが、その周りには川はありません。 「まんねんはし」と書かれています。 これは調べてみると、1932年に石津川に架けられた「万年橋」という橋だったそうです。石津川は改修されていますが、かつてはグネグネと曲がりくねった川で、しかも氾濫を繰り返していたそうです。かつてこの万年橋のあったところも何度も橋が流されていたそうですが、もう流されない橋としてコンクリート製のこの橋が架けられたようです。「万年橋」という名前もそういった思いからつけられたようですね。 しかし、1950年代には石津川の改修が行われたことにより、この万年橋は役目を終えて今ではモニュメントのように残っているということのようです。だから、実際に川に架かっていた時期というのは30年弱ということになりますね。その後はこのような形で70年近く撤去されることもなく残っているんですね。 実はこの橋、私が子どものころにはすでにあったのを覚えていますが、その後はここを通ることはなかったので、撤去されてしまったんだろうなぁって勝手に思っていました。しかし、今でも残っていたんですね。だから、このように写真に収めることができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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萬年橋といえば、拙の家の近くにもあります。
https://www.city.koto.lg.jp/470208/machizukuri/dorohashi/hashiichiran/kudokyo/14863.html (2022年06月08日 20時36分07秒)
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