|
テーマ:鉄道(22194)
カテゴリ:鉄道
先日、仕事で貝塚市へ行きました。その際にローカル私鉄の水間鉄道に乗車しました。水間鉄道は、南海本線の貝塚から水間観音まで結んでいる路線です。その鉄道で使用されているのが元東急7000系の1000系が使われています。東急7000系といえば東急東横線だけでなく営団地下鉄日比谷線でも活躍していた車両で、引退後は地方のローカル私鉄へ移籍していきました。そのうちの一つが水間鉄道です。水間鉄道には1990年にやってきました。
これが東急7000系だった1000系です。中間車両から改造しているのでこんな顔になっています。 中間車両から改造された車両は、水間鉄道以外に移籍した車両もこれと同じ顔となっています。 車体に取り付けられている銘板には、昭和39年東急車両製造となっておりまして製造後60年近くが経過しています。ちなみに、この1000系は導入当初は東急時代と同じ7000系と称していましたが、その後改装を行った結果現在の1000系となっています。 運転席はこのような感じ。多分これは他に移籍した車両と同じかと思われます。 車内は一般的なロングシートが配置されています。 菅通路は扉がない広幅タイプとなっています。 この1000系の特徴として、東急時代の広告が一部残されています。写真はShibuya109のつり革の広告です。 こちらも同じ、1990年に移籍してきているのにそのまま残されているんですね。 ところで、移籍してきた7000系は5編成ありましたが、1000系に改造されたのは4編成だけ。1編成は改造されずにそのままの状況で水間観音駅近くに留置されていました。 また、前出の中間車両から改造された車両だけでなく、元々の運転台がある車両も移籍しております。 この編成は、同じ元東急7000系が使用されている青森県の弘南鉄道のカラーとなっています。元東急7000系は車体がステンレスで長さも18mと手ごろな大きさだったので今も活躍しています。ただ、私が過去に乗車したことがある福島県の福島交通は2016年に全廃されておりますが、ここ水間鉄道ではまだまだ活躍するかと思います。 水間鉄道は2005年に会社更生法を適用したことがあるのですが、その後外食チェーン店のグルメ杵屋が支援して同社の子会社になっています。 全線5.5kmと小さな鉄道ですが、車両の運転体験などなかなか面白い試みもしているので、ますますがんばってほしいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[鉄道] カテゴリの最新記事
|