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テーマ:今日のこと★☆(104051)
カテゴリ:ニュース
2025年大阪・関西万博の会場外縁を丸く取り囲むように建設が進んでいる巨大な木造の大屋根(リング)について、閉幕後に解体する方針を見直し、現地に保存する案や一部を再利用する案が関係者の間で浮上している。
会場建設費が2350億円に上振れする中、350億円とされるリングの費用にも、一部で「無駄遣い」との批判が上がっているためだ。 リングは1周約2キロ、高さ12~20メートル、幅約30メートル。日よけや雨よけとなるほか、屋根の上を歩いて希望するパビリオンに向かうこともできる。完成すれば世界最大級の木造建築となり、政府は万博会場のシンボルとしてアピールしたい考えだ。 会場のデザインを担う建築家の藤本壮介氏は14日、大阪市で開かれた万博参加国の会議で「リングを会場に保存するか、移設する選択肢もある。一部を再利用して公共施設や商業用途で使うこともできる」と表明。16日には、大阪府の吉村洋文知事がリングについて「国内外から高い評価を受け、残すべきだとの意見も多く出ると思う」と述べ、保存に前向きな考えを示した。政府関係者は「保存するかどうかは大阪府・市が判断する」としている。 リングを巡っては、17日の衆院内閣委員会で立憲民主党議員らが「万博のシンボルどころか無駄遣いのシンボルだ」と追及。建設取りやめを求める声もある。これに対し、西村康稔経済産業相は同日の閣議後記者会見で、リングが20年12月に決定した基本計画に盛り込まれているとした上で「最終的に決定されたものだ」とし、整備する方針に変更はないと強調した。【時事通信ネット版から引用】 大阪・関西万博に関心が高まっていいですね。それも悪い方向で注目されて、今や「そんなもん無駄やろ」という声が日に日に高まっているのもいい傾向だと思います。万博誘致に積極的に関わった維新、それにまんまと乗っかってしまった自民党。建設にかかる費用も当初見込みの倍近くになって、さらにまだまだかかるかもしれないのに、その見直しをするどころかさらにカネのかかる「リング」なるものをつくろうとしている。そして、それに対する言い訳を聞いていると、無理やりというのかとてもなるほどと思えるようなものはないわけで、良識ある市民の方々からのさらなる批判にさらされています。 この「リング」なるもの、「コロナ禍で分断を越えたつながりを体験する、『多様でありながら一つ』という万博の理念を表すシンボル」というもので2020年に会場建設費が1250億円から1850億円に増額された際に組み込まれたそうで、基本計画の中にはなかったみたいですよ、西村経産大臣。要するに後付けなんでしょ。そんなシンボルとなるものが当初計画に入っていないってありえない、ってわからんかな。こういうところがこの万博が支持されないと思いますよ。しかも、自民党内では「日よけ・雨避け」っていう位置づけなんでしょ、自見大臣がはっきりそう答弁されていたしね。そんなものに約350億円はありえんって。 それにこの「リング」はそれだけの費用をかけて万博終了後には解体される運命なわけで、その後の土地利用を考えるとそれもやむを得ないとしても、「リング」そのものが資源の無駄であるという議論がなかったこと自体おかしな話。ところが、そんな批判の高まりを受けてここへ来て急に残す方向の話が出てきているようです。 それはよかった、とならないのがこの大阪・関西万博の中途半端なところで、このリングそのものは仮設物という扱いだそうで、残すことはできないとのこと。だいたい、潮風にさらされる海沿いのところに木造の建築物。金属のボルトなどを使わず組継ぎだけで作るならわかるけど、とてもそんなことしていたら期限に間に合わないだろうし、そもそも仮設物ということで申請出して完成検査も受けるだろうに、それを後から残すことはできるのか? 吉村知事や言い出しっぺの橋下氏がこのところ盛んにコメントしているけど、どのコメントも無茶苦茶の後付け、こじつけばかり。まぁ彼らにしてみたら大阪都構想はうまくいかなかったし、万博成功でIR開業を目論んでいたんだろうけど残念だったなぁ~ 次は沈みゆく土地とそこからの有害埋設物が見つかって大騒ぎになるのかな、さらに傷口を広げる前にどうしてもやりたかったら規模縮小に持って行くしかないんじゃないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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