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日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は19日、プロ野球阪神タイガースが優勝した昭和60年に大阪市の道頓堀川に投げ込まれたカーネル・サンダース人形を「人形納め」したと発表した。カーネル人形は平成21年に発見され、奇跡の生還を祝して「おかえり!カーネル」と命名された。一般公開された時期もあったが、老朽化のため保管が難しくなったと判断した。
人形納めは3月8日に大阪市の住吉神社で判治孝之社長ら役員が参列する中で執り行われた。神前に玉串をささげる玉串奉奠(たまぐしほうてん)で人形への感謝と別れを告げたといい、お供えとしてオリジナルチキンも奉納した。人形は元々KFC道頓堀店(現在は閉店)にあったが、昭和60年10月、21年ぶりの阪神の優勝に狂喜したファンがランディ・バース選手に見立てて胴上げを始めた。止める声もあったというが、通りは阪神ファンで埋め尽くされており、人形は橋まで運ばれ、道頓堀川に投げ込まれた。 元タレントの上岡龍太郎さんが局長(司会)を務めた「探偵! ナイトスクープ」(朝日放送)の番組でも捜索されたが、人形は見つからなかった。阪神も平成15年にリーグ優勝するまで低迷が続き、「カーネル・サンダースの呪い」ともささやかれた。人形は21年3月に川の工事で発見された。NPO「文化財保存支援機構」が修復し、同年6月に「おかえり!カーネル」と命名された。同社によれば、「長い年月を経ても変わらぬ笑顔で現れたことから〝幸運の象徴〟とも呼ばれるようになった」という。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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