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カテゴリ:バス・タクシー・トラック
会場建設が遅れているだけでなく、交通手段もヤバそうなにおいがプンプンしてきた。開催まで1年を切った大阪・関西万博で、会場までの旅客輸送を担うシャトルバスの運転手が不足しているというのだ。万博協会は本紙の取材に対し、最も会場に近いJR桜島駅と万博会場を結ぶバスで、運行に必要な運転手180人のうち、15日時点で80人しかめどが立っていないと回答した。
ゲンダイの記事だから、というわけではないけど(笑)、交通事情とかそのあたりを知らないバカが交通のことを考えるとこのようになりますよね。かつては阪急電鉄と南海電鉄とを地下鉄四つ橋線で介して直通運転、なんてぶちあげていたアホが維新でえらそうにコメントしていましたからね・・・。まぁ鉄道ファンならそれが如何にアホなことか理解できるかと思いますけど・・・。(阪急と南海は路線幅が違う&地下鉄と阪急・南海は電圧が違う) さて、日本全国の路線バス事情は、どことも減便・廃止ということが珍しくなくなっている状況で、それに加えて運転士の待遇も悪いということで人員不足というところもあります。そんな状況に加えて2024年問題といった労働環境の見直しも加わって、全国どのバス会社も「運転士の確保」が課題になっているところです。しかも、現在ある路線バスの路線維持ということも必要ですからね。 そんなどのバス会社も苦しいところにもかかわらず、あの大阪・関西万博でシャトルバスの運転士が不足、180人の募集に対して80人しか集まっていないとのこと。地下鉄の車内広告に「万博に関連する仕事」「EVバスも運転できる」というような文句が並んでいますが、「時給2000円」ってどうなの? しかも大型二種免許が必要ときたら、よく80人も集まったなぁって思います。ところで、その他の待遇については、住むところ(ホテル含む)は自前でなんとかしないといけないようだし、そうするとその分は自腹になるということですから、そりゃこれ以上は集まらないんじゃないかな。 ちなみに、予定されているシャトルバスの発着場所は、伊丹空港、関西空港はもちろんのこと、鉄道駅でも新大阪、大阪、中之島、上本町・弁天町、なんば、天王寺、堺・堺東、桜島、尼崎と数多く、その他にもパーク&ライドとして堺、舞洲、尼崎が予定されているとのこと。180人採用の運転士はこの全ての路線を受け持つわけではないでしょうけど、JR西日本や民営のバス会社、観光バス会社が協力することになるんでしょう。そういったバス会社も路線バスがあったり、観光需要もあるだろうから運転士不足と相まって「万博どころではない」というところかと思います。 万博の計画段階においても、冷静に交通事情を理解しておればあんな夢洲なんかで万博を使用なんていう考えは起きないはずなんですけどね・・・。そういえば、シャトルバスの運転間隔を「45秒に一回」とコメントしたヤツもいたなぁ・・・。じゃあ本当にできるか、アンタ検証してみたらって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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