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2004/12/09
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カテゴリ:ネパール産
余分な知識よりも直観で。
希少価値だとか、そういう要因よりも「美しい」と感じたものを。
……本来、石を選ぶのは「頭」よりも「心」だと思いたいのですが、
個人的にはどうも煩悩が捨て切れません。

「きゃーッ、ヒマラヤ!」「うおお、ロシアーッ」と狂喜乱舞してしまうのは、
あたかもブランド礼賛のようで、内心ちょっと反省です。
でも……いいものはいいんですよねえ……。
(↑ちっとも反省してないかも)

もちろん、産地抜きで石を買うことも多いのですが、
「おおっ」と思ってからラベルを見て、それがヒマラヤだったり、ロシアだったりすると、
「やっぱり、いいよなあ……」とその産地への思いを新たにしてしまうのです。

……で、もうすでにおわかりの通り、
「やっぱり、いいよなあ……」とため息をついた今日の石はこれ。

 

ガネーシュヒマールの緑泥&銀ルチル入り!

ラベルが示す産地はDhading(ダディン)ですが、
これは日本語に訳せばダディン郡とでもいうべきネパールの行政区の名前で、
その範囲にはガネーシュヒマールが含まれます。
なので、ガネーシュヒマール産と同じ意味になります。
少なくとも、ガネーシュヒマールと同じ山域で採れているのは確か。

同じような細長いポイントが何本もあって、それぞれ剥離痕があるところを見ると、
もとは細長いポイントがぴゅんぴゅんウニみたいに生えていたクラスターだったのでしょうか。
細長いポイントならば、中国産などで透明な物を見かけますが、
これは中ほどに向けてふくらみ、根本が再び細く絞れているところがおもしろいです。

それにこの石、全体の形と輝きがまるで日本刀のよう!
他の結晶をはずしたくぼみはちょうどバランス的にも刀の中子(なかご)の部分でしょうか。
すると、銀のルチルは鋼の輝きの光芒……?

しかし、この石は不思議と冷たい雰囲気を持っていません。
わずかに入っている緑泥のせいでしょうか?
銀ルチルが金属光沢というよりは、真珠光沢に近いせいでしょうか。

確かに凛とした雰囲気なのですが、
同じ冷たさでも金属の冷たさではなく、朝の空気の清冽さ。

やはり、ヒマラヤ水晶はいいですねえ……と、
しみじみしてしまう石なのでした。

この石、長さ約8センチでお手頃と言えばお手頃なのですが、
ただひとつ贅沢を言えば、もうちょっと大きくてもよかったなあ……。
できれば、手に握れるくらい。
今のままでは持ち歩いたりしたら、ポキッと折れそうです。

 






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Last updated  2004/12/10 12:49:43 AM
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