テーマ:天然石のある生活(460)
カテゴリ:南アメリカ産
先ほどのぞいたらカウンターが33233でした。
キリバンまであと100人。 どなたが栄えある(?)初代キリバン・ゲッターになられるのでしょうか。 どうか、ご一報をおねがいします! さて、タイトルからもおわかりのように、今回のネタ石は黄色い石。 シトリンです。 しっかり色が付いていて、それなりの大きさで、ナチュラル(非研磨)で、 私のサイフで買えるシトリン……と探していて見つけたウルグアイ産。 長さは約16センチ、左下の画像でおわかりのように、かろうじて片手サイズ。 ち、ちょっとばかり予定より大きかったのですが、なかなか上品に濃い色合いが魅力。 5センチくらいの色の濃いブラジル産のよりも500円高かっただけですから破格です。 「天然の色ですか?」と聞いたところ、そうだという返事でした。 フリーページでもまとめましたが、シトリンの色の原因は鉄。 二酸化珪素のなかの珪素の一部が鉄に置き換わることで 電子の状態に変化がおきて青い光を吸収するようになり、 結果として黄色く見えているのだと言われています。 アメシストも珪素の一部が鉄に置き換わっていますが、 天然の放射線を浴びてさらに電子の状態が変化し、 黄緑色の光を吸収するようになったため紫色に見えているそうです。 事実、アメシストを加熱処理すると黄色くなるので、 アメシストとシトリンは天然放射線を浴びているかいないかの違いだけの いわば兄弟のようなものだ……と思っていました。 ところが。 ウルグアイといえば、色が濃くて小粒で柱面のない「つくつくスタイル」なアメシストが有名です。 「ウルグアイ産アメシスト」で検索していただければ、たくさんヒットするはずです。 ……で。 そのアメシストとこのシトリンが兄弟? 信じられません! よく考えてみると、シトリンとアメシストでそっくりな結晶……というのは案外ないのです。 (もちろん天然物で) ブラジル産でもシトリンには柱面がありますし。 私が知る限りでは、モロッコ産で「つくつくスタイル」なシトリンを見かけたくらいでしょうか。 加熱ものかと思ったら「天然」と記されていてびっくりしたので覚えています。 果たしてアメシストとシトリンはどこまで同じでどこから違うのでしょう? 発色の原因で天然の放射線と書きましたが、これは水晶を含む母岩に微量の放射線物質が含まれていて、 微量ながらも長時間浴びたためだと言います。 考えてみれば、母岩があるときから突然放射線を帯び始めるというのはおかしいですから、 放射線の影響下で結晶することで、色と結晶の形に影響が出た……そういうことなのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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