カテゴリ:ネパール産
ヒマラヤ水晶です。 ガネーシュ・ヒマール産です。 かきあげ水晶です。 かきあげ水晶のネーミングが好評なのでうれしくなって、 これぞかきあげ水晶という石を登場させてみました。 全体でも4×2.5センチくらいのミニ・クラスターですが、 太さ2ミリ、長さ1センチ前後の緑泥ぎっしり結晶が 文字通りに縦横無尽。 まさに、かきあげ。 一体、どういう理由でこういう結晶になったのでしょう。 アメリカのアーカンソー産で、透明タイプのかきあげ水晶があるので、 緑泥を内包していることが理由ではないでしょう。 緑泥入りでもちゃんと母岩から一方方向に成長しているものもありますし。 熱水中の珪酸分濃度が高くて、たくさんの結晶が同時にあちこちで成長したのならば、 エレスチャル、つまりごつごつ複雑な形状の骸晶になるはずですし。 ……ちょっと待って下さい。 考えてみると、レピドクロサイトやゲーサイトなどが たくさん入ったエレスチャルはありますが、 クローライトぎっしりのエレスチャルはないような。 もしかして、ごつごつエレスチャルになるべきところが、 クローライトぎっしりだと、かきあげになってしまうとか……? 何にせよ、ガネーシュ・ヒマールの緑泥鉱脈で特徴的に見つかるということは、 ガネーシュならではの環境に起因すると考えられますから、 これも、ガネーシュらしい造形なのです。 しかも、中身が詰まった結晶に比べて軽く、 量り売りでは大きさの割に安いというおまけ付。 ネットショップではあまり見かけず、売られていてもダメージの程度が つかみにくいのが難点です。 こんな取り扱い注意な石を、どうやって採ってくるのか不思議に思っていたら、 ネパールで仕入れをしているお店の人が教えて下さいました。 現地の人は、山に生える苔を緩衝材代わりにして持ち帰ってくるのだそうです。 また、掘ったばかりでは間に土が詰まっていることも多いのだとか。 なるほど……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
「かきあげ」・・・「かきあげ」・・・と頭に入ってくると
油の味が口の中に広がってくるような気が・・・(笑) 思わずバリッと囓りたくなるかたちですね。 山に生える苔を緩衝材代わりに使うなんて、何だかとっても感心・安心してしまいました! 自然は素晴らしいですね。 (2006/09/17 09:00:46 AM)
かりんとうにも似てるような気がします(笑~)
海苔味か抹茶味のかりんとうかな? とにかく石なのに身近にある食べ物に似てるのはとても楽しいことですよね。。 (2006/09/17 03:14:57 PM)
mikken☆さん
>「かきあげ」・・・「かきあげ」・・・と頭に入ってくると >油の味が口の中に広がってくるような気が・・・(笑) >思わずバリッと囓りたくなるかたちですね。 あ、油はどうか控えめで(個人的理由)。 かじらなくてもパリポリきそうで怖いです。 >山に生える苔を緩衝材代わりに使うなんて、何だかとっても感心・安心してしまいました! >自然は素晴らしいですね。 ----- 私も、もしかして箱などにどさどさっといれてくるのかと心配したので、大切に扱われていると知って安心しました。 ゴロゴロ扱っているところもあるようですが。 (2006/09/17 05:06:46 PM)
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