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2006/11/17
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カテゴリ:南アメリカ産


雲母なんてさー、もろいし、剥がれるし、
なんだか取り扱い注意で、いまいち…………
なーんて、雲母に対して失礼なセリフを吐いている私ですが、
ふと気が付くと、レピドライトが多いです……。

レピドライトには、いかにも雲母っぽく層を重ねたものと、
粒状のものが固まった感じで、丸玉やハートなどにカービングされているものがあるようです。
私の手元にあるのは、すべて前者。
「剥がれちゃうんだもん」などといいながら、
剥がれるタイプの石を買っちゃうのです。
ごめんなさい、レピドライト。もうぶちぶち文句言いません。

雲母らしい層状レピドライトを選ぶ理由は、透明感。
光に透けて紫ピンクの色合いが浮かび上がる感じがたまりません。
今回の写真の石は、いままでご紹介した、板状の結晶とはちょっと違って、
層状ではありますが、小粒な塊がごちゃっと固まった感じ。
色味も紫ピンクというより、やや紫が強めです。

ミネラルショーで、ちょっと遠目から見つけたとき、
「おっ、小粒できれいなアメシスト!」
……と勘違いしたくらいの透明感&輝き。
結晶の形がまったく違うので、間違える方も変ですが。

「あら~、レピドライトだったのね」とか何とか言いながら、
やはりこの色合いと透明感に惹かれて家に連れ帰ってきました。
しかし、そこはそれ雲母でありますから、
写真に撮る際にミネラルタックで固定するのは厳禁。
そのため、アングルが限られてしまい、写真に撮るのはちょっと大変でした。

レピドライトは、リチア雲母の和名からもわかるように、リチウムを含む雲母。
水晶にリチウムが内包されると、セピアピンクになるように、
この紫ピンクの色合いはリチウムによるものなのでしょうか。

パキスタン・アフガニスタンでは、同じくリチウムを含む
エルバイト(リチア電気石)が一緒に産出します。
パキスタン・アフガニスタンのトルマリンは、パステルカラーが特徴で、
ふんわりピンクのレピドライトを母岩に、
これまたやさしいピンクのトルマリンがくっついているという、
なんとも華やかなコンビネーションが楽しめます。

クンツァイトも「リチア輝石」ですから、
レピドライトのピンク母岩に、ピンクのエルバイト(トルマリン)、
ピンクのクンツァイト、おまけにちょっと渋めのリチウム・クォールがくっついた、
リチウムづくしの共生モノ、どこかに産出しないでしょうか。
見てみたい……。





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Last updated  2008/08/27 10:15:07 PM
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