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2008/07/22
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カテゴリ:南アメリカ産
ラリマー・スライス

ラリマーです。
鉱物としては「銅で青くなったペクトライト」。
青以外にピンクもあるようで、ピンクのをラリマーのように磨いたら、
そんな感じになるのかちょっと興味津々です。

さて、ラリマー。
最近ではすっかり「お高い石」が定着してしまいました。
10ミリビーズで一粒○○○○○円超!? いつの間にどうしてそんなことに。
こんなご時世には逆行することに、
私にとってラリマーは「ある程度の面積が欲しい石」。
小さい石にはあまり食指が動きません。
もちろん、大きいサイズはお値段も「大きく」て、
今度は指どころか手も足も出ません。

よくしたもので、このごろは大きいサイズの石を見かける機会が減って、
もっぱらビーズがおおいようなので、心乱されずに済んでます。

写真の石は、ずいぶん前に手に入れた母岩付きスライス。
掌サイズくらいあります。
買った頃はこんな「面積」の石でも、手の届くお値段だったんだけど……。
それはさておき、この石の魅力は、実は縁の灰色の母岩。
この母岩がついていることで、ラリマーの水色が際立ち、みずみずしく見えます。

何の変哲もない灰色の岩を割ったところに、こんな水色の石が出てきたら……!
一つの石に鉱物名と宝石名、はたまたパワーストーンの名前など
いくつも名前が付けられると、ややこしくて困る……と思うんですが、
「ラリマー(ラリマール)」には。個人的に座布団一枚。
発見者の娘さんの名前(ラリサ)と海(マール)でラリマーなんて、すてきです。
「ブルー・ペクトライト」だと、ちょっと味気なさ過ぎです。

ラリマーは、ここ数年でちょっとずつ変化していたように思います。
最初は水色の部分が多いきれいな石。
次に白い部分が目立つ、ちょっと質が低いかな? と思うような石。
「ラリマーが採れなくなった」という噂が出たのもこのころです。
ところが一転、やたらに濃い水色のラリマーが出回るようになり、
「染め」の噂が流れました。
そして現在、幾分色が元に戻り、白と青のバランスが取れてきた……と思っています。

ラリマーの美しさは白と青(水色)のバランス、海の波紋を思わせる模様。
贅沢を言えば青い部分の透明感です。
残念ながらビーズ(実用的な10ミリ程度までの大きさ)でそれを求めるのは難しい……。
……というわけで、「ラリマーには面積が欲しい」なのです。





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Last updated  2008/07/22 10:46:43 PM
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