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カテゴリ:DIY・ハウジング
この週末も、またまた空梅雨っぽいので、せっせと作業を進めます。 この外部面の雨晒しの所だと皆、ウッドデッキ用(例:セラカンバツ材)とかそういう部材を選ぶ様ですが、私は敢えてそうしません。 理由ですが、 この既存仮設パーゴラ。建ててから6年経過しているのですが、色目こそ”くすんでボロボロ”ですが、部材はしっかりしておりそのままの経年劣化を考えると、また10年後に意匠性変えてやっても良い。と考えています。 で、前日。 家人達の意見を取り入れた結果「木目をそのまま生かして。」 との事だったので、同じステインでもクリアーとしました。(先週に1回。で、前日に2回目。当日、3回目と塗っていきます。) しかし、3回塗り工程は非常に手間食う割には、メリハリある見栄え変わりがしませんねぇ。 いわゆる”こだわり”の世界で、こういうの。兎に角やっても、直射日光の数年晒しには全然かなわないような気がしています。 ---- で、前の日に塗装工事やっておき。 ---- 当日。(写真に撮っておけば良かったのですが、まずは現状のレベル出し。) ココは、光学の(高額ともいうなぁ。)計測機器なんか無いので、古来の「水盛管」を使います。いわゆるバカ棒なんか無いので、トレッキングポールで代用っ。(笑) 基本レベルを既設の花台にして、追っていくと・・・。 ・基準点を±0として、 ・真北方面は、△46.5の5%勾配(という事は、柱方の手前は△44.5。奥は△48.5) ・真東方面は、1.75パーミルの勾配。(つまり柱方の芯で△5.0) ・とい面の斜め方向で、+3.5の上がり基調(コレは以前やった石床のレベルの不陸がある) そのまま建てると、最大8センチ程の段地ができてしまいます。(水勾配にして1.5%の傾斜になってしまう。) という事です。このままだと組み方出来ないので、今回は柱方の寸法で調整してしまっています。 (※通常の工法は基礎で水平を出していくのが普通です。ですが、今回の趣旨(どうせまた壊して今度はルーフバルコニー)みたいな事を考えていますので、単純に柱側で調整しています。) ---- ---- 次に、桟木の部分を斜めカットしていきます。 コレは前段で、「黄金比」をヒントに寸法を割り出していきます。(基本比は1:1.618) 仕口部にステインを大急ぎで塗りたくっていきながら・・・。 ---- 今度は、ココが加工の核心。 大梁部に、桟木のほぞ(欠き込み)を刻んでいきます。(コレは絶対失敗出来ない)、有効38mm(彫り込みは理想ではそこから0.4mm狭くする)(名刺1枚分) 墨付けして、芯々415ピッチで刻んでいきます。 ---- で、ココらでランチ。(長女の手配でメシが食えます。ありがたい・ありがたい) まず、既存の仮設パーゴラの柱を撤去。一時的にロープで吊るします。 組上げ作業は、基準点の(既存花台から初めて)ココは花台に抱かせるカタチなので、完全に固定。 そこから、東面の柱を立てて、大梁を掛けます。 一番厄介な、5%の傾斜のついた場所に2mmの段差を付けて柱を作り、(基本段差がある柱底面なので完全自立)同じ要領で、もう一方を建てて、大梁掛けて・・・。 最後に、一本一本、欠き込みある溝に桟木を落とし込んでいきます。(クリアランスがほぼゼロ(というよりかきつい)ので、上から充て木入れてセットハンマーで叩き込みます。) そんなこんなで日が落ちる前に何とか終わりましたよぉ。(最後の方は長男も自発的に手伝ってもらい、助かりましたよ) ---- ---- この日の作業で一番面倒だったの・・・は・・・。 既存の仮設パーゴラに設置した仮設ネットに絡んだキウイの蔓を外すのが非常に苦労した(笑)そんな処がオチですねぇ。 でも、コレ。補強の燧や、中桟を一切入れていないので、垂直方向にはかなり耐力ある(私がぶる下がっても全然OKな)のですが、水平方向に(体重掛けて思いっきり)押すと揺れるので、 (考えはまとまっているので、)補強は意匠性を崩さないように後日入れておこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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