久々燃えた 83年ウエールズ戦
今日はいろいろ良いことが多かった。それに気をよくしたのか、工房に戻ってから1983年にアームズパークで行なわれたラグビー日本代表vsウエールズを観た。何回見ても良い勝負である。なんと言ってもスタンドオフ松尾の存在がピカピカである。個人的なスキルもゲームメイキングも言うこと無し。タックルが弱いという印象も、この試合では逆ヘッドでズッコリ入って相手アタックを阻むシーンもあって、日本に松尾ありと本場に植えつけたことだろう。 いやいや魅せたのは何も松尾だけじゃない。まず、フォワードが強い。スクラムではかなり苦しみながらも、ダイレクトで出せるほんの一瞬は集中している。石山がつらそうなのが印象的、国内であんな顔をしたことはないだろうと思う。さて、この試合ではぜったいに語られるフランカー千田のトライだ。スクラム組む瞬間にエイト河瀬の左に入り、ダイレクトフッキング。そのまま左にもぐって、ゴールラインに飛び込んだ。このシーン黙っては観ていられない。その後、ツーメンのラインアウトから大八木がキャッチしてランニング、その後スローワー藤田へと戻し、そのままトライ!もう、この時点では大興奮である。ジャパンが弱いはずの時間帯に入ってからの猛反撃だ。ジャパンへの声援も多く、たまらん試合である。でもね、この試合の興奮はタックルだ。フランカー6番の川地(兄)さんの運動量とタックルが凄い。危ないシーンでの林さんのセービングとかタックルとか、やっぱりミスターラグビーは堅実なプレーが光る。昔も今もプレーは堅実に限る。それが信頼に繋がるのである。 さらに、なんと言っても白赤の段柄ジャージがいい!少年期に憧れていたのはこちらのジャージなのでしかたがない。 こんなこと書いていると止まらなくなるので、このへんでやめにしておこう。ではでは、古いお話で失礼しました。