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カテゴリ:読書
『風花』 川上弘美 を読みました。 不思議な雰囲気を持った のゆりさんがだんなさん卓哉に不倫をされて 戸惑いながら生活している様子が 静かな雰囲気で描かれている本でした。 普通、不倫をされた場合 激しい感情で相手を責めたり どちらかというと 荒れ狂う感じの展開が多いイメージですが この作品は全くそういう展開とは 真逆のかんじで進んでいきました。 のゆりさんは どうしていいのかわからないという かんじで、とにかく戸惑っているという 風になっていました。 しかしだんだん、自分の気持ちを 確認していき事態を認識しだしていくのですが その過程も、ちょっとづつで とても先が気になりながら読んでいました。 最後は、少し意外な感じでもあり そうなるのかという感じでもありましたが 夫婦の不思議さもとても感じる本でありました。 よく、不倫をしても 結局は夫は妻と別れないといいますが この本を読むと、まさにそんな感じでもあり 妻という立場のすごさを改めて 感じた本でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月28日 23時57分31秒
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