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2021.11.22
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ものが多い家の中で暮らしていた頃は。

わたしはいつも機嫌が悪くて、

けれども、

それを隠して「機嫌の良いふり」をしていました。



機嫌の良いふりを維持するために、


あんなにたくさんの服やモノが必要だったのかもしれません。



あとね、すごく、ものすごく気をつかっていました。

たとえそれが「ズレた気づかい」「無駄な気づかい」なのだとしても、

素を出して衝突したり、嫌われることがとにかく怖いから、

素の自分には価値がなく、

素のままでは嫌われてしまうと思っているから、

家族に対して、

他人以上に気をつかわずにはいられなかったのです。

(わたしは自分の親に対してもそうだったように思います。)





自分が親になってからは、

良い母親ぶっていたけれど、また大人ぶっていたけれど、


中身はとても幼稚だったんですね。


なんか、幼稚なだけに・・・「ごっこ」?



あれは まるで・・・ 「家族ごっこ」 (;_;)?













「幼児性を削っていって大人になっていく作業の場所として、


        結婚があり、家庭が存在するのです。」




結婚26年目。


これは、紛うことなき真実だと感じます。





わたしばっかり気をつかってる、というような自己犠牲感と、

それに付随する強烈な被害者意識と、

くすぶる怒りや苛立ちや焦りや、

わかってくれ!という不満や、

口に出せない本当の気持ちや、悲しみや、

どうにもならない幼児性を必死に押し殺しながら、

いつも「機嫌の良い大人のふり」をしていました。


大人だからと、母親なのだから、としっかりしているふりをすること自体、

そんな猿芝居が通用すると思っていること自体・・・


ものすごく「幼稚」だった、ということ、


なのかな (;_;)





 結婚というのは幼児性の克服のための訓練の場なのです。

               小林正観さんのお言葉





家庭というのは、

ストレスを発散する場所なのではなく、成長をするための場所。

そこを間違えて、甘えきってしまうと、

幼稚なままでいると、どうなってしまうのかというと。



家族も、周りも、自分のことも、

誰のことも幸せにすることができないのだと思います。


相手側にも同じように気をつかわせたり無理をさせることとなり、

(相手にも「幸せそうな仮面」を強要することになり)


もともと家族に何かしらの潜在的な問題があれば、


それが 水面下で どんどん大きくなります。


どんどん どんどん 生きにくくなって、不幸になって、


「気づけ!!」とばかりに、


関係性の歪み(ひずみ)を知らせるような、

テコ入れのようなキツい出来事が・・・


やがて、必ず起こります。



 ************************************



わたしたちは、今、良い夫婦、なのだろうか。



それは、わからないです。



ただ、かつてのような「機嫌の良いふり」ではなくて、

わたしも、おとーさんも、いつも自分らしくいられて、


自然な感情を大切にしながら、心から笑うことができて、


何か衝突しそうな時にも「不機嫌な態度」「イライラ」ではなく、


たとえどんなに不器用でも「言葉」で伝え合うことができて、



ゆうべはね、


遠征中の家族からのとっても嬉しい知らせがあって、


おとーさんと一緒に大拍手しながら、


わたくしは嬉しくてちょっと泣いてしまったのですが、



長い年月の中で、どんなにいろんなことがあったとしても、


気持ちがすれ違ったり、


しんどいことがあったとしても、



一緒に呑んだ今宵のビールがこんなに美味しいのなら・・・



もう、それが全てなのではないかな、と思ったのです。




目の前の現象に、


「幸せだ」とか「不幸せだ」という色をつけているのは


いつも わたしだ。












傍目に「良い夫婦」かどうかはわからなくても、

そんなことは 本当はどうだって良くて、


こんな1日は、長いようで短い人生の中の・・・


本当にうれしくて、最高な、素晴らしい日。



ああ、生きていてよかった、


生まれてきてよかった、と思える日。





 人生というのは、

   その時どう動くかの連続なんだ

             相田みつを






今は苦しくても頑張れ。 


諦めず、1日1日生きて、ここまで来い。


あなたなら大丈夫!! と。


9歳のわたしに、15歳のわたしに、18歳のわたしに、


29歳のわたしに、36歳のわたしに、


そして44歳のわたしに、届いても、届かなくてもいいから、



そんな言葉を送りたくなる・・・そんな日。



この年齢は、わたしが死にたくなったことのある年齢、なのです。



たくさんあって、本当に恥ずかしい告白なのですけれど、


そのときそのときは、

本当に命に対し、ご先祖さまに対し罰当たりなのだけれど、

そう思ってしまったの。




懸命に生きていたなら、きっと、


人としての感受性を持っていたならきっと、


どなたさまにも、そんなことって・・・ あるのではないかな。




 ****************************************



あのときのあなたが生きてくれたから、


今、わたしは生きている。 


頑張ったわたし、ありがとう。 


支えてくれた人、ありがとう。




おとーさん53歳。  わたし50歳。



いい夫婦って、



今お互いが生きていることに感謝できる夫婦、なのかもしれません。


何をしてくれた、とか そういうことではなくて、


      ただ「あなたが生きている」ということ。




やがてどちらかが亡くなってしまった後にも、


今回の人生で出会えたことや、

笑って泣いて一緒に暮らしたことや、


あなたがこの世に生まれて「生きていてくれたこと」に、


そしてわたしを選んでくれたことに、感謝できる夫婦?



まだわからないですけれど ( ´▽`)




静かな雨音が耳にとても心地よい・・・ 


そんな、2021年の「いい夫婦の日」です。








                                    おわり






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ことしのスワッグが、いい夫婦の日に届きました。 

次回はスワッグのあるリビングのお話・・・たくさんお届けできる予定です ( ´▽`)ノ きらきら




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最終更新日  2021.11.23 15:10:26



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