地元の努力が分かる佳峰
こんばんは、ほうとうです。 26日(日)、福井県若狭町と滋賀県高島市との境にある三十三間山(標高842m)に登って来ました。 例年ですと、この時期積雪で登るのは大変ですが、何せ今年は暖冬で雪がないので、無雪期のいつもの山のように登れます。 国道27号線の脇に大きな「三十三間山登山口」の立看板があるので、倉見集落の駐車場にたやすく着けます。駐車場の端には登山道の概略図看板もあります。 さて、駐車場から林道を少し行くと、動物除けのしっかりしたゲートが有り、これを抜けて、林間で左に渓流を見ながら歩いて行きます。 仲々良い感じの渓流です。 道標に従って右に分かれると、間もなく風神の滝です。 この滝を右に巻いて、もう少し林道を上ると山道になり、沢を渡った所に最後の水場があります。味見してみましたが、なかなか美味しい水でした。 ここから斜面をジグザグに上り、支尾根の上に出ますが、間違えそうな所には、ロープが張ってあり、地元愛好会によりルートはしっかり整備されています。 主稜線手前に風神と呼ばれる場所があって、強い風が吹くことが多いと予想されたのですが、この日は無風と言って良い感じでした。 主稜線に出た所は、灌木が生えていますが、間もなく草原の稜線に変わり、見通しがよく利きます。 比良山系武奈ヶ岳を望む すぐ東の高島トレイル三重獄には積雪が見られましたが、そのすぐ南の武奈ヶ獄には雪が見られませんでした。 そして、北に三方五湖と若狭湾、西に青葉山(若狭富士)を遠望して、若いブナの木に囲まれた山頂に到着です。 木々の間から、白く輝く神々しい白山が望めました。 地元の人達の努力で、見どころの多い素晴らしい山でした。 雪が積もっても、ヒールリフター付きのスノーシューで歩いてみたいと思いました。比良山系の蛇谷ヶ峰をスノーシューで登れた人は、次のステップとしてこの山でも良いかも知れません。