見所あるマイナー尖峰
こんにちは、ほうとうです。 22日(日)、遊山トレッキングサービスのツアーに参加して、馬ノ鞍峰(標高1178m)に登ってきました。 その山どこにあるの?って言われそうですが、私もこのツアーで取り上げられなければ知りませんでした。台高山脈中央付近の池木屋(いけごや)山の南にあります。 初夏から10月初旬ころまでは、ヒルが出るようですが、この時期ならその心配はありません。 標高はさほど高くないものの、途中に南朝系の旧跡や滝が見られ、マイナーながら楽しめる尖峰です。 大迫ダム、入之波(しおのは)温泉を経て、三之公林道終点に車を駐め、案内板に従って明神谷沿いを北へ登っていきます。約20分で明神滝分岐で、河原に下ります。 滝の前は、紅葉・落葉の森が広がります。 見事な直瀑ですが、意外と静かです。写真撮影に来ているグループもいました。 更に登っていくと、見事な木目の栃の木。この木を製材したらさぞかし迫力ある箱などが作れるでしょう。 少し上ると、かくし平という平坦地があり、昼食。 一段高い所には、三之公行宮址があります。 足利義満将軍のとき、南北朝は合体しますが、南朝系の後亀山天皇は冷遇されたことから、印璽を持ち出して吉野に下り後南朝を始めます。その孫尊義親王ら3人が北朝側の追撃を逃れるためここに隠れ住んだということです。 山頂から西へ伸びる小尾根に乗るために、落ち葉散り敷く急斜面をジグザグと登ります。 踏み固められていないので、スリップや小石を落とさないよう注意が必要です。 落葉の尾根道 樹林越しの白髭岳 山頂付近から鯎谷高と大台ケ原 狭い山頂で休憩した後、往路を下山しました。 時折、日差しがあって、気持ち良い秋の山歩きでした。