|
カテゴリ:月と星空
仏Unistellar社からeVscopeという画期的な天体望遠鏡が発売になりました。
天体知識が無くても、東京のように光害で星の見えない都市でも、スマホと連携して、天体写真集のようなたくさんの星が見えるそうです。 まだ35万円台と高いですが、量産化すればもう少し安くなるのかも。10万円を切ったら検討したくなります。 せっかくこうした画期的な商品が出ても何か月かして中国から安い商品が出回るから、米国も怒っているのでしょう。 天体望遠鏡がスマホに近づいて付加価値を出したのと同じように一眼レフでも実現してほしいです。 ■参考リンク Impress Watch:ソニーセンサーで星を増感して観測する「eVscope」。都市でも天体観測 清宮信志2020年9月16日 16:03 +Styleは、スマートフォンと連携し、星座知識が無くてもすぐに天体観測ができるUnistellar製の天体望遠鏡「eVscope」を11月上旬に発売する。価格は37万9,800円。9月30日までは、35万6,600円で販売する発売記念キャンペーンも行なう。 ソニーの高感度センサー「IMX224」を内蔵。星の発する光を短時間で蓄積することで、通常の光学レンズのみの望遠鏡では得られない、よりはっきりとした映像を見ることができる「エンハンストビジョンテクノロジー」を搭載。星の映像を増感した状態で観測できるため、従来の大型望遠鏡の接眼レンズ越しでは観ることが難しい銀河や星雲などを肉眼で観測できる。また、「光害」の影響が大きい都市部でも星の観測が可能。 また、特許技術のADF(自動フィールド検出機能)も搭載。望遠鏡視野内の天体を自動的に検出し、2,000万個の星座標データと比較することで、その方向を自動で特定できる。eVscopeには、磁器加速度計や電動マウントも備え、ユーザーがスマートフォンアプリアプリから観たい天体を選べば自動的に焦点を合わせてくれる。 一般的な望遠鏡で天体観測を始めるには、北極星の位置を手動で合わせるなど一定の知識が必要だが、eVscopeでは知識が無くても10分程度で天体観測を始められるという。 スマートフォンアプリ「Unistellar」では、Wi-Fi接続によりeVscopeを操作できるほか、RAW撮影によるデータを転送可能。ライブ/ダイレクトビューによるリアルタイムの映像も確認できる。「エキスパートモード」では、アプリのジョイスティックを使って方向を変更できるほか、露出なども変更できる。 また、地球外生命体の発見を目的とした非営利組織「SETI」とのパートナーシップにより、天体観測キャンペーンにも参加可能。世界中のアマチュア天文家とともに太陽系外惑星のトランジットや超新星などの天文学イベントの最新情報をアプリで確認できるほか、eVscopeとの連携による観測ができる。2019年夏には、約160光年先と280年先の木星級の太陽系外惑星のトランジットを観測したほか、Orus(小惑星)の掩蔽(えんぺい)の観測に成功し、NASAのLucy計画に貢献したという。 光学倍率は50倍。口径は4.5インチで、焦点距離は450mm。極限等級は1分間最大16等星(好条件で数分間撮影した場合は最大18等星)。分解能は2アーク秒。ディスプレイはOLED。 バッテリを内蔵し、駆動時間は最大10時間。電源供給はUSB Type-C。本体サイズは65×23cm(高さ×幅、三脚含まず)。重量は9kg(三脚含む)。 【数量限定発売】残り189台 - Unistellar eVscope が日本上陸 月のクレーターに土星の環、見える望遠鏡をゲットしよう!2020/05/27 08:00著者:東明六郎 マイナビニュース 抜粋 土星の環を見たい 【松】全自動セッティング機能つきの望遠鏡:30万~コース 望遠鏡で土星の環を見ようとすると、倍率は最低でも30倍は必要です。30倍の望遠鏡はちょっと手元が狂うと、あさっての方向を向くのでコントロールが難しいです。また、土星は明るいものの、フツーの星と見分けがつきにくいので、どれが土星やらですな。 そういうのをぜーんぶ、機械にまかせた製品があります。組み立ててぽんとおき、しばらく待つとセッティングが終了。あとはおもむろに「土星」とボタンを押せば、土星がみられるというものですな。 1つはフランスのスタートアップ企業が作っているeVscope。持ち運びが楽なコンパクトなもので、電子アイピースを使って画像を増幅して見る新世代の望遠鏡ですな。いまは、日本での直販は一休み中ですね。 もう1つは、ミードという米国の会社がつくっているLSという望遠鏡です。これも40万円くらいするのですが、ボタンぽんで土星が見られます。ただ、重いのでございます。20kgくらいします。アメリカ人規格ですな。 なお「自動導入」という望遠鏡はほかにももっと安い(5万円くらい)のものもあるのですが、自動といっても、最初にセッティングをしなくてはいけません。これが「望遠鏡をXXという星にむけて」というもので、XXという星がなんだかわからなければ、セッティングができないんですな。だったら最初から土星にむけますってという感じでございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.18 01:36:28
[月と星空] カテゴリの最新記事
|