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テーマ:原子力発電について(173)
カテゴリ:ナンチャッテ経済学・ファイナンス
島根原発を再稼働させるか、6/2に知事が判断されるそうです。原発の現状をざくっと調べてみました。
てっきり2011年の福島原発の事故を機に世界の原発の発電量は大きく落ち込んだのかと思い込んでいましたが、一時的な減少はあったにせよ、2013年以降原発による発電量は世界的に増加傾向です。 2015年のデータでは1kWhあたりの原子力発電の発電コストは10.1円/1kWhに対し、火力発電のコストは、石炭12.3円、天然ガス13.7円、石油30.6〜43.4円です。コストのうち燃料代は原子力がわずか1.5円/1kWhに対し、石炭5.5円、天然ガス10.8円、石油21.7円です。石油・天然ガス価格の上昇した今ならもっと差が開いていそうです。 原料ウランの値段も最近は上昇していますが、元の燃料代が他に比べて安いのでそれほど影響なさそうです。 エネルギー事情が厳しくなる中で、原発の再稼働は必新規制基準を満たした発電所からどんどん認めたらよいと思います。まだ経験はないですが、猛暑の中で輪番制停電は遠慮したいです。 ■参考リンク 5/24NHK:島根原発2号機再稼働 丸山知事 6月2日に判断示す方針05月24日 10時42分 松江市にある島根原子力発電所2号機の再稼働をめぐり、立地自治体として最後に判断を示すことになる丸山知事は、6月2日の定例県議会で自身の判断を示す方針であることがわかりました。 再稼働に同意するかは、県議会での議論をふまえて最終的な判断を固めるものとみられます。 島根原発2号機の再稼働をめぐっては、中国電力との安全協定に基づいて、立地自治体の島根県と松江市に同意するかどうか判断できる「事前了解権」があり、ことし2月に、松江市の上定市長が同意を表明したことから、残る丸山知事の判断に注目が集まっています。 こうしたなか、丸山知事は、26日に開会する定例県議会の期間中の6月2日に、自身の判断を示す方針であることがわかりました。 今回の県議会では、再稼働の是非を議論する県議会の特別委員会が、4月にまとめた「再稼働を容認する」とした判断をめぐって、質疑や討論などが予定されていて、県議会として再稼働についての最終的な結論が出されることになります。 丸山知事は、こうした県議会での議論を踏まえ、再稼働について最終的な判断を固めるものとみられます。 WNA:2019年に原子力で過去2番目の発電量 達成26 Aug 2020原子力産業新聞 英国のロンドンに本拠地を置く世界原子力協会(WNA)は8月25日、世界の原子力発電所における昨年1年間の実績をまとめた「世界の原子力実績報告(World Nuclear Performance Report)2020」を公表した。2019年末に世界中で稼働する原子炉442基(3億9,200万kW)の総発電量は、ピークとなった2006年(2兆6,610億kWh)に次いで大きな値の2兆6,570億kWhだったことを明らかにしている。 この発電量は世界の総電力需要の10%以上を賄うのに十分な量であるものの、WNAは新規の雇用を生み出すとともに経済を発展させ、将来的にクリーンエネルギー社会を実現するには、「新たに100基以上の原子炉建設計画を始動させるために、直ちに行動を起こす必要がある」と提言している。 以下略 原発のコストを考える資源エネルギー庁017-10-31 ウラン先物 取引 - (UXXc2):Investing.com Kabutan:NLRヴァンエック・ウラニウム・+原子力エネルギーETF 5/17BB:政府、22年度電力需給対策として使用制限令や計画停電を視野-原発も お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.25 00:33:58
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