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カテゴリ:BLマンガ
『開いてるドアから失礼しますよ』山田ユギ 今月のはじめころ、ユギさんの新刊がいきなり3冊も出ていたので、迷わず手にとって今日まで積読状態だった。漫画まで買ったまま放置というのは、よくない兆候だなあ。 で、読んでみたら読んだことのなる話だったよ……(悔)。リブレさん、新装版ってもっと大きく書いてくれ! でも、2、3日前にもうリーマンものはだめかもと書いたのに、ユギさんとか西田東のリーマンものは好きだったりする。設定がリアルだし、なさけない、だらしない、かっこよくないの3拍子揃っているからかな(笑)。 これは義兄弟ラブもの。弟攻めは好みだ。みんなじめっとしているところもいい(笑)。 なんといっても長男は税務官だもんね。世間に対して規範ある行動をとらねばならないわけよ。こういうストッパーかかった職業の人たちっていいよね。うしろめたさと紙一重でエッチしてるしさ。 この作品に出てくる脇(鞄職人とか)は、麗人のコミックスでも作品になっていて、いわば版元を縦断してのご近所総ホモストーリー。義兄弟ラブの末っ子までホモだったとはなあ……。こういうのは遺伝子にそういうものが書き込まれているんじゃないかと妄想してみる。 そういえば、BLじゃない「お引っ越し?」にも出てきたような天然形不思議ちゃん少女が出てきて、実は自分はこういうキャラが大の苦手。 芸術家とかアーティストぶってる人に多くて、随分手こずらされた経験があるから、もう見たくないよ、ああいう天然系。本人自覚なしで周囲をふりまわすから、こっちは胃に穴があきそうになる。この作品でも結構受けちゃんがダメージ受けていた。魔法系? あ、なんかお引っ越しで不動産、税務官で遺産相続と、芋づる式につながっているから、その方面を調べると複数のストーリーが浮かんじゃったとか、そういうのかも。 ユギさんは長らく絵が苦手で、なかなか近づけなかった。読んでみたらストーリーはほとんど自分のストライクで、面白いんだけどねえ。相変わらず絵がナニで、手元にあっても積極的に読もうと思わないんだよねえ。 この時代にあって、頑固にアナログちっくな画風を崩さず、細かいコマでは一筆書きで描いたみたいな荒っぽさがあって、すごい筆圧高そうなのにGペン使っているので、フリードローイング効果満点! その太い線が、硬質なCG絵が増えるなかでは浮いて見える。もうちょっと描線が丁寧だといいのになあ……。いや描けもしない自分が偉そうに言うことじゃないけどさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.24 20:54:37
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