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カテゴリ:評論・エッセイ
『ビロウな話で恐縮です日記』三浦しをん 三浦さんのダラダラエッセイ、第○弾! もう何冊読んだか忘れちゃったよ。 しかも今回は、ほとんどリアルタイムでWebで読んでいた。が、かなり手を入れているらしく、初めて読むがごとき新鮮さ(笑)。まあ自分の記憶に残っていないというのもあるが。 私がBLに心の安住の地を求めたのは、もとはといえば三浦さんの「シュミじゃないもん」を読んだせいだ。感じ方が酷似していて、この人の脳は他人とは思えないと思ったものだ。なので読んだときは同い年ぐらいかと思ったら、全然ちがってたのでさらにびっくりしたけど。 しかし今回、腐女子要素がかなりナリを潜めてしまったのは残念だ。バクチクおっかけツアーみたいなはちゃめちゃな道中ものがないのも、失速している原因だな。 マンガ自体に言及している記事も激減している。三浦さんのことだから、読んではいるに違いないが、本業とのバランスで、マンガ評書く時間なんてなさそうだ。読むとかなりいろんな締め切りに追われていることがわかるし、作家としての評価も上々だから、そろそろ人に言えない嗜好を書き散らかすのは自粛したほうがいいのになあ。 それにしてもタクシーの運転手さんに遊ばれるタチのようだ。私もタクシーは結構利用するが、あんな面白いドライバーたちにはそうそう遭遇しない。長距離でないとあそこまで話が盛り上がらないからかしら? ちょっとくやしい。 それから夢。あんなに頻繁に夢を見る(そして覚えている)というのは驚異的だ。私は覚えていないだけかもしれないけれど、印象的なヘンな夢なんて数年に1回ぐらいだ。なにか、常日ごろから創作のことを考えている人は、寝ている間も、なんらかの作用でありえない突飛な夢を見るんだろうか。ちょっとうらやましいけど、夢で疲れそうだな。 そして三浦さん、風呂入らなくても平気って、ルコちゃんみたいだよ……。まがりなりにも嫁入り前の女子が、シャワーですら週2,3回などと、公の書物で書かないほうがいいと思う……。それともこの湿気過多な日本で、ほとんど汗をかかない体質なんだろうか。 かねてから俳優のシュミやらBLのツボどころが似通っているとは思っていたが、だらしのなさもよく似ていることがわかった。じゃあ今度から、自分の片づけられなさを糾弾されたら、「え、でも三浦しをんと同じだもん!」とか言っちゃえばいい? いやそんな失礼な。ははは。なにしろ自分の周りには「三浦しをん? 誰それ」とか言う人のほうが多そうだし。 あ、あからさまにではないけど、フェミに言及しているところがいくつかあった。やっぱり彼女も、家事全般やってくれる人が理想らしい。 全然関係ないけど、よしながさんの「大奥」を布教してまんまとはまった友人が、上野千鶴子さんらとウーマンリブ活動していた田中美津さんの診療所に通っていて、先日施術受けに行ったら、待合室に「大奥」が4巻全部揃っていてびっくりしたと言っていた。患者さんのオススメなのか、フェミ仲間の推挙なのか……70年代のウーマンリブの闘志で、上野さんが私淑したってことは、お年が知れる。まさか腐女子……。 いいよな。自分もこういう年のとりかたをしたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.14 09:10:08
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