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カテゴリ:青年マンガ他
『百器徒然袋 鳴釜』志水アキ/原作:京極夏彦 『百器徒然袋 瓶長』志水アキ/原作:京極夏彦 おおおうコメディに徹したこのシリーズも単行本になっていたか! どっちも「怪」連載の第1回目だけ読んでいるけど、相変わらず素っ頓狂で絶世の美男(ほぼアラフォーなのに)のエノさんが好きだ。志水さんも好きだし、このシリーズは大好きだけど、でもやっぱり、原作を知らないとおもしろさは半減するよね。というか伝わらないというか。 どちらも深刻な事件じゃないので、薔薇十字探偵が出張って仕切ったり、関口くん並みに気弱な草食男子が中核となって振り回されたり(鳴釜の被害者の兄)、人間とは思えない頭身とフォルムをしたマチコ庵とか、すべてがデフォルメでカリカチュアで滑稽で愛がある(笑)。 エノさんを上回る父男爵とか、その父に振り回されるエノさんが下僕たちを使って瓶屋敷に乗り込むとか、汚れなき赤ん坊を見つけてでろでろになるところとか、みんな笑えるけど、それは京極読者に許された特権であって、原作知らなくてこの漫画だけ読んだ人がどれだけおもしろがれるかは不明だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.08 21:40:00
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