テーマ:レンタル映画(815)
カテゴリ:映画 ヤ行
あらすじ 東京でカメラマンとして成功している猛 (オダギリジョー)は母の一周忌で帰省する。 彼は実家のガソリンスタンドを継いだ独身の兄の稔 (香川照之)や、そこで働く幼なじみの智恵子 (真木よう子)と再会し、3人で近くの渓谷に行く。 猛が単独行動している間に、稔と渓谷にかかる吊り橋 の上にいた智恵子が転落する・・・。 感想 私は、一人っ子なんですが この映画は、兄弟がいる人の方が より理解できるんちゃうかな~。 一つの事件をきっかけに、兄弟の本質が露になる。 兄弟ゆえの愛憎が渦巻く作品。 その兄弟を演じたのは、オダギリジョーと香川照之。 この二人の演技が素晴らしかった 特に、香川照之の変化は見物です 美人だけど、幸が薄そうな 真木よう子も好演してる キム兄の検事は、微妙やな~ 『空中庭園』でも描かれてたが 人は記憶を変えてしまう事がある。 ましてや、不意に起こった思いもよらない 一瞬の出来事なら尚更。 記憶は、ゆれる、ゆれる 事件の真相は? 物語の結末は? 最後まで画面に釘づけになった。 『ゆれる』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい↓ 冒頭、おしゃれ系の映画みたいな雰囲気で始まるが ありふれた日常の物語になり、やがて事件が起こる。 最初は、とても良い人として描かれる兄が 橋の上では、智恵子にとって足かせのような ウザい雰囲気を醸し出し、事件後は憔悴しきり 一転、弟に対して嫉妬心を吐露したかと思うと やがて吹っ切れたように夢を語りだす。 弟は兄の変化に戸惑い、人一人の人生奪っといて なに夢なんか語ってんねん!って感じやろな(^_^;) ただ、兄が変化したのではなく、弟は 都合の良い部分しか見てなかったのだろう。 人殺しの弟になりたくないから 人を信用しないのに弁護していると図星をつかれ 裏切られた思いにかられた弟は、兄を有罪にする。 しかし、子供時代の兄が手を差し伸べるフィルムを観て 兄の腕の傷を思い出し、兄が嘘をついてなかった事に気付く。 「にいちゃん、家に帰ろう」と絶叫する弟。 笑顔を見せた兄の姿が、バスの陰に隠された所で映画は終わる。 兄弟の今後は、いくらでも解釈する事が出来る。 余韻が残る終わり方だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.13 09:25:38
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