テーマ:TVで観た映画(3800)
カテゴリ:映画 マ行
あらすじ ニューヨークのブロンクスで肉屋に働いているマーティ (アーネスト・ボーグナイン)は誠実な青年だが 醜男なため、結婚もせずに母(エスター・ミンチオッティ)と 2人暮しをしていた・・・。 感想 すべての モテない者 の為の映画 個人的には、美男美女のラブストーリーより この映画みたいな方が、素直に応援できるな 主人公を演じた『ポセイドン・アドベンチャー』 のアーネスト・ボーグナインが アカデミー賞主演男優賞を獲得し 『旅路』のデルバート・マンが監督賞 更に作品賞と脚色賞と、4部門受賞した他 カンヌ国際映画祭でも、パルムドールに 選ばれる等、映画史に残る作品なので モテない人の為だけの映画ではありませんけどね 『さすらい』のベッツィ・ブレアが ヒロインを魅力的に演じ、アカデミー賞 助演女優賞にノミネートされました。 彼女は、『雨に唄えば』の ジーン・ケリーの最初の奥さんらしい 『チャイナタウン 』等で知られる ジョー・マンテルは、アカデミー助演男優賞に ノミネートされましたが、笑わしてくれました その他、『ポリスアカデミー2全員出動!』の ジェリー・パリス監督も出演してます。 ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 今の時代では、34歳の男性や29歳の女性が 独身でいるのは、それほど珍しい事ちゃうけど 当時の風当たりの強さを感じたな。 今の時代に生まれて良かった(笑) 「お前には10ドル借りだったな」 酒場での会話や、従兄弟夫婦の姑を引き取る話を 二つ返事で了承するなど、マーティの人の良さを さりげなく表現してたのが巧かったと思った。 それに引き替え、あの従兄弟は、恩人であるマーティの 一生を左右する相談を、いい加減に答えやがって。 母親の涙を見て動揺するぐらいなら 初めから預ける事に賛成すんなや。 クララを演じたベッツィ・ブレアは 不細工ちゃうよな(^_^;) ただ、容姿の良さのハンデ(笑)はあったが 演技力でカバーしてたと思う。 可哀想オーラが凄かった(笑) クララは、迷ってたマーティの本心を察し 肉屋を買い取る事を応援し、そしてマーティも 父親の為と言いつつ、本当は一人が怖い事を見抜き クララに自立する事を薦める。 自分に嘘をついてるうちに、見えなくなっていた 自分の本当の気持ちを気付かせてくれて 二人にとって最高の出会いやったね。 支離滅裂になりながら、今日の出来事を 両親に嬉しそうに話すクララと バス停の看板にパンチするマーティは 二人の抑えきれない程の喜びが 伝わってきて、良い場面やったな。 しかし、このままハッピーエンドにいかないのが ラブストーリーの鉄則(笑) 上玉を見つけてと、煽っていた母親が 「大学出も娼婦も同じようなもんよ」 「母親なんて不幸なだけ」 口を開けば、相手を暗くさせる事しか言わない 姉のせいで、息子に捨てられるのが怖くなり 「イタリア系じゃないから、気に入らない」 と難癖をつけだし、一人だけ上手くやった マーティを妬んだモテない仲間のアンジーからも 彼女の文句を言われたマーティは 2時半の電話を、すっぽかしてしまう。 お笑い番組を悲しそうに観るクララ。 マーティ、早く電話せんか、ボケ!(笑) 夜の街に男同士でつるんでいたマーティだったが ちっとも楽しくなく、ようやく自分に正直になり クララに電話をかけて、ハッピーエンド。 ラストは少し物足りない印象がしたけど 最近のバカ丁寧で分かりや過ぎるエンディングより 余韻が残る感じで、悪くはない。 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.03 19:21:18
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