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カテゴリ:本のはなし
今日はちょびっとR指定です。青少年は読まないように。ところで、楽天はアダルト禁止ですか? アダルトではありませんよ。「文学」ですよ…。たぶん。
なにかというと、団鬼六です。「花と蛇」にはまってしまいました。官能小説なんですかね。っていうかもろにエロ小説ですが、すっごい面白いです。ありえなさすぎて笑えます。かなり前のダ・ヴィンチに載っていて気になっていたので一巻だけ買ってみたら面白すぎて、続きが気になってまた買ってしまいました。 念のため言っておくと、基本は官能小説なのでやらしいです。エログロが苦手な方にはおすすめしません。村上龍とかボーイズラブとか好きな方は結構いけるかも。(私は女体が好きなのでボーイズラブは読みませんが…。) エログロと言っても、文体がちょっと昔っぽくて上品です。出てくる女性も上流階級の若奥様とかお嬢様で、言葉遣いが丁寧。「わたくし○○ですわ」「そんなことなさらないで」。これがまたなんともたまらんです(←すっかりオヤジ)。 次々と新しい美女が登場して監禁されて裸にされて縛られちゃいます。10巻のうちのまだ3巻なのでこのあとどうなるのかわかりません~。とうとう美青年まで登場しちゃって、展開が気になるところです。 登場人物に実は妹や姉がいて…っていう展開で、名前が出てきてからしばらくするとだいたいその姉や妹も拉致されちゃう。そしてそれがまた美女で…。なんか男性の願望を節操なく具現化してて面白いです。美女たちがヤクザものの口車に乗ってかなり簡単にダマされてて、そんな馬鹿なって突っ込みながら読んでます。 雑誌連載当時(かなり昔)はきわどい表現はみんな削除されちゃってたみたいで、私が読んでいる文庫版ではその部分が加筆されてるみたいです。でも、きわどいところを書かないで想像させるっていうような部分がいっぱい残っていて、そういうところにエロスを感じます。 杉本彩がDVDで主演してるんですよね。評価が高かったようで、二作目も出てるみたいです。イラストレーターの天野喜孝さんもこの小説を題材にした画集を出版してます。芸術家のインスピレーションを刺激する小説みたいです。なんかわかる気がする…。 画集花と蛇 ↑天野喜孝さんの画集。 24%OFF!花と蛇(DVD) ◆24%OFF! ↑設定を現代に置き換えてるみたい…。 24%OFF!花と蛇2 パリ/静子(DVD) ◆24%OFF! ↑パリっていうのがまた…。 花と蛇(1(誘拐の巻)) ↑とりあえず、1巻では美貌の令夫人・静子(26才)が誘拐されちゃいます。26才なのに年増とか言われてます。時代を感じます…。 そうそう、ボーイズラブと云えば。先日、友人と、最近は本屋のボーイズラブコーナーがかなり広がっているみたいという話をしました。私たちの頃(10年以上前)はコバルト文庫とかのティーンズ小説が全盛期だったのですが、今はそういう棚はすごく狭くなっちゃいました。その代わりにボーイズラブが幅をきかせてます。 いまの子たちは私たちがコバルトを読んでいたように、ボーイズラブを読んでいるんでしょうか…。友人は電車の中でボーイズラブを読んでいるらしいのですが、あれって挿絵がかなり際どいけど、恥ずかしくないのかなぁ。本屋バイト時代、レジでカバーをかけるときに表紙をめくったら際どいイラストが出てきてちょっと気まずかった思い出があります。(「暴れん坊本屋さん」にそのエピソードが載っていて、激しく同意!) ↑本屋さんの裏話満載の面白マンガ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 7, 2006 04:04:58 PM
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