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Feb 23, 2008
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カテゴリ:アート・デザイン
梅が咲きました。花粉も飛んでます。春です! ってうきうきしてるのですが…、ちょっと凹むできごとも。ま、明日は明日の風が吹くのだ。

梅の花

昨日はサントリー美術館の「ロートレック展」を観てきました。平日なのに混み混み。おじちゃんおばちゃんがいっぱいでした。しかも、ロッカーが開いてなくて、大荷物を抱えたまま観るはめに~。

ロッカーの少なさをアピールするために、会場にいた複数の係員に「ロッカーはここしかないんですか?」と聞いてしまいました。わたくし、すっかりおばちゃんです。でも、美術館によってはロッカーが開いていないときに受付で預かってくれる場合もあるんですよね。サントリー美術館は預かってくれませんでした…。

肝心の展示。リトグラフの作品がほとんど。ムーランルージュのポスターとか。思っていたよりも大きくてびっくりしました。今でいう劇場や映画館の外に飾ってある看板みたいなものだったようです。

リトグラフというのは版画の一種で、石版にチョークなどの油性の筆記具で直接描いて版を作ります。水と油の反発作用を利用してインクが付くところと付かないところができ、ローラーで版の上にインクを乗せると、チョークなどで描いた部分のみにインクが乗って、紙に刷り取ることができます。版に凹凸がないので平版と呼ばれます。リトというのは石という意味らしいです。現在では石ではなくアルミ版などを使います。この場合、リトグラフではなくメタルグラフなどと呼ぶ方が正確ですが、アルミ版を使用したものもリトグラフと呼ばれています。

会場で、「リトグラフって何?」」って会話をしている方々がいたので参考までに。ちなみにその方々は「ニードルで削ってそこにインクが入って…」とおっしゃってましたが、それは凹版のドライポイント(銅版画の技法)です。「でもチョークの線みたいだね、すごいね」と会話は続いていましたが、訂正できず…。

版画の展示のときにいつも思うのですが、簡単な技法の解説を付けてくれればいいのに。一般の方には技法の名前だけでは想像がつきません。

それにしても、ロートレックの作品って、大胆な構図で人を惹きつけるのですが、よく見ると描かれている人の顔は醜悪。人の本質のようなものを描き出しているという意味では魅力的ではあるのですが、家に持ち帰って飾る気にはなりませんでした。なので、今回はミュージアムグッズは買わないで帰ってきました。

やっぱり、飾ったり持ち歩いたりするのなら、ミュシャなどのキレイな作品のがいいなぁ。

  
  
↑こんな作品が展示されていました。主に版画なので、同じ作品が複数あると思います。

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最終更新日  Feb 23, 2008 10:18:10 AM
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