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Sep 11, 2010
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昨晩は、地元の市民会館で落語会。地元出身の落語家、柳家三三(さんざ)師匠の大ホールでの落語会は近年は毎年開催されていて、今年のゲストは林家正蔵師匠。ゲストがだんだん大物になってゆく~。

秋

小さい落語会も地元で年に数回やっているみたいです。修行時代から応援している地元の後援会のみなさんが常連さんのよう。大ホールの1階席は満員だったけれど、平均年齢がかなり高かったです。白髪頭がいっぱい…。

落語って、いま、若者にも人気だって聞いたけど、小田原ではそうでもないみたいで…。せっかく地元でやるんだからみんなもっと行けばいいのに。

落語って、身ひとつでできるし、城下町小田原に馴染みそうなので、小田原に寄席がひとつできるといいのにな、と常々思っています。小田原のおそば屋さんとかで寄席はちょこちょこやってるみたいなんですが…。

三三師匠は高校の同級生(とはいえ、面識はほとんどなし)というご縁で、下積み時代からずっと見させてもらっていますが、素人の私が言うのもなんですが、昔から比べると今の芸はすごいです。プロです。落語家さんってすごいね。

最初の頃は、他の落語家さんも見てみようかなと思ったりしたんですが、落語自体は、どうも私の性には合わないみたいで、それよりも演劇やミュージカルのほうが好きだな、と最近気付きました。衣装だとか舞台美術だとか踊りだとか、そんな目で楽しむ部分が好きみたいです、私。

落語は舞台中央から動かないし、ずっとしゃべりっぱなしだからずっと集中してなきゃいけなくて、疲れちゃう。面白いんですけどね。音楽もそうだけど、私は耳からの情報に疎くて、「聴く」というのが苦手。電話も苦手。情報処理能力が、聴覚より視覚に偏っているようです。

だから、落語聴くのは三三師匠の関連だけ。古典落語の若手ホープでイケメン落語家グランプリにも選ばれてる。きっと将来は名人(名人とイケメンは関係ないけど)。

ところで、会場の市民会館の話。小田原市民会館は築48年だそう。建て替え計画があるにはあるのですが、複雑な事情で延び延びになっています。で、つい最近まで耐震工事をしていました。それに何億ってお金がかかってるらしいので、なんだかもったいないのですけど、しかたないです。

工事後初の大きなイベントということで、今回の落語会の冒頭に、市長が登場。三三師匠とミニトークショーがありました。三三師匠、小田原ふるさと大使にもなっているのです。

耐震工事後だけど、見た目はほとんど一緒、と言う三三師匠に、天井裏を補強して地震が来ても安全、と市長が太鼓判。舞台の上の照明などを吊すバトンのワイヤーも全部新調したそうです。…ってことはその前は安全じゃなかったってことですね、と三三師匠。「みなさん、いままでご無事でなによりです」ってほんとそうだよ…。

真面目な話、鉄筋コンクリートの建物の寿命ってどのくらいなんでしょう。ネットで調べると50年未満と書いてあるページもあります。一応、耐震性を調査して耐震工事をしているのでしょうから、それで大丈夫なんだと思いますけども、市民会館など公共の建物の場合、災害時の避難場所としての利用も想定して、一般の建物よりもより安全でないと困ると思います。

また、ホールの設備も相当に古いだろうから、建て替えなくても大幅なリニューアルは必要なのではないかと…。そうなるとお金もかかるし、いっそ建て替えてしまったほうがいい、という話になりそう。

あちこちで公演している三三師匠も「時代がついている」とホールの古さに太鼓判押してましたしね。

個人的にはトイレをキレイにして欲しいなぁ。個室の中に荷物置き場がないし、水道ももちろん自動じゃないし、手を乾かす温風器もないし、衛生面を考えてもやって損はないはず。

ホールが古いということと関連するかどうかわからないけれど、観客のマナーもいいとはいえず。落語会の最中、携帯電話が3回以上鳴っていました。たぶん全部違う人。都内の劇場だと、始まる前に「携帯電話の電源を切ってください」というアナウンスがあるのが当たり前ですが、今回なかったんですよね。

入場するときのもぎりとか会場の案内とか、ホール側の専任スタッフはいないみたいでしたし、みんな三三師匠の後援会関係のお手伝いさん、という感じでした。

ホールを建て替えて、きちんと専任スタッフを配置して、公演にあたっての運営などもホール側である程度できるような体制を作って欲しいものです。私鉄、JR各線が集まり、新幹線も停まる小田原駅から近い立地。よいホールができれば地域の活性化にもなるんじゃないかな。

好きな演目は都心まで見に行くけれど、落語聞きにわざわざ遠くまで行かない私も、地元にやってくれば(交通費かからないし)、見に行くのです。落語を見たことがない、という友人や知人も誘いやすいです。私自身は落語はあんまり…と思っても、誘った友人たちがハマってしまうということもあるかも。

地元の中心的な場所に大きなホールがあるというのは、よいものだと、改めて思ったのでした。

今、昨日のもう一組のゲスト、ロケット団さんのサイトを見たら、山形出身の三浦昌朗さん、私とまったく誕生日が一緒だった…。年も一緒。うわっ。


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最終更新日  Sep 11, 2010 10:11:55 PM
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