難易度の高い増築
今回の仕事・・・10年前に建築したお寺の庫裏を増築設計士さん・大工の棟梁・そして私の3名で現場にて打ち合わせを行った。「増改築工事」と一言でいってもさまざまなものがある。① いまある建物の1階部分をちょびっと建て増しするもの② いまある建物の一部を壊して、総2階建てを建てるもの③ いまある建物に渡り廊下を造り、別棟形式で建てるもの④ いまある建物の1階部分の屋根を壊して、そこに2階を建て増しするもの ets・・・。造るものとして、難しいのはやはり④番だと思います。④番が難しい理由a、屋根を壊すので、天候に細心の注意が必要(雨や強風を防ぐシート養生が大変)b、現在主流のプレカット加工を採用しにくい(既存部分の取り合い工事は必ず手加工)c、構造的な問題(1階部分が2階の荷重を支えれるのか?つぶれちゃうのでは?)d、建築確認が通りにくいe、工事範囲外の部分の補修工事を最小限に抑えないといけない(お金がかかる)f、大工手間が読みにくい ets・・・。約1時間弱の下見のあと住職を交えて3時のお茶をいただいてきました。難易度が高い分プロとしての腕の見せ所でもあります。がんばります!!