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カテゴリ:老い
2年目のくちなしの花 私は50歳で28年勤めた会社を辞めても、【老い】は意識しなかった。 その後、57歳まで4つの会社を渡り歩き、契約更新ならず、 また職安通いかと、仕事帰りに本屋で出会った新書が、 「老いが怖い」:香山リカ著だった。 視力・体力の衰えとともに「老い」を意識するようになり、職探しはあきらめた。 今では、前期高齢者である。 年金受給直前に職にありつけたことはこのブログに書いた。 さて、曽野綾子氏の芳名は日本財団の理事長を勤める前から 知っていたが、なかなか彼女の著作を読む関心・時間を裂く ことができず、ようやく「老いの才覚」で初めての出会いができた。 以下、図書館の検索データベースから 書名 :老いの才覚 シリーズ :ベスト新書 295 著者名 :曽野綾子/著 出版者 :ベストセラーズ 出版年 :2010.9 ページ数等:172p 要旨(BOOK):年の取り方を知らない老人が急増してきた!超高齢化の時代を迎える今、わがままな年寄こそ大問題。自立した老人になり人生を面白く生きるための7つの才覚の持ち方。 著者紹介(NS):1931年東京生まれ。54年聖心女子大学英文科卒。79年ヴァチカン有功十字勲章受章。93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。97年海外邦人宣教者活動授助後援会代表として吉川英治文化賞等受賞。95~2005年日本財団会長。日本文芸家協会理事。日本郵政(株)社外取締役。 書誌番号 :210065427 予約数 666 横浜図書館で予約しても待ち人数が666名。35冊の同蔵書があるが、 計算してみると私のところに回るのは1-2年後。 で、AMAZONで古本を購入。 私は個人的には【老いの才覚】は、男なら頑固爺、女なら意地悪婆さん と思っていた。 両者とも見方によっては、「孤独に耐えて自己の存在感を意識」している ジジババである。 「老いの才覚」の腰帯には「年の取り方を知らない老人が増してきた」とある。 受け身で教えられるばっかりで、自らアグレッシブに学ぶ機会に恵まれなかったのだろう。 前半は「くれない老人」の話。・・・**してくれない、という甘ったれジジババのこと。 その目次 第1章 なぜ老人は才覚を失ってしまったのか 第2章 老いの基本は「自立」と「自律」 第3章 人間は死ぬまで働かなくてはいけない 第4章 晩年になったら夫婦や親子との付き合い方も変える 第5章 一文無しになってもお金に困らない生き方 第6章 孤独と付き合い、人生をおもしろがるコツ 第7章 老い、病気、死と馴れ親しむ 第8章 神様の視点を持てば、人生と世界が理解できる 早く逝けばいいのにというジジババは長生きし、「いいひと」は早世する。 いい人ぶるのは疲れる。 私はいい人ぶって、読み終えた本で予約の多いものはすべて図書館に寄付してきた。 この「老いの才覚」は、も一度読み直しそうなのでいい人ぶるのは辞めた。 アホ菅をはじめとして、決断力なし、責任力無し、他人任せの団塊世代が 糾弾されつつある。 いい人ぶってカッコつけるのはやめて、素直に自を出して生きるのが 老いの才覚と言うものだろう。 人間は死ぬまで働かなくてはいけない TVでお見受けする漁村・農村の老人たちは70代80代で仕事をしている。 都会のサラリーマンは体力がない。仕事する気もない。遊びほうけているとは 言わないが、税金でまかなわれている公共単純作業くらいはボランティア活動で その落ち込みをカバーし、若者たちの負担を軽減すべきだろう。 *所属するボランティア団体の総会で以上のことをぶちあけたら、仕事を奪うことに なるのでそれはやめたほうがと拒絶されたが、税金の効果的使途を考えれば、 民間が下請けの公共事業は天下りが多く、年寄りを集結して狡猾な天下り役人 (税金からの予算を確保し、使うことばかりを考えている。もちろん自己の収入も) は駆逐すべきだろう。 私の回りにはボランティアネタを探し回っている老いの人たちが、大勢いる。 私も死ぬまで働かなくてはいけないようだ。 6月26日 金田港にて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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読んで見たい本です。
死ぬまで働けることは幸せなことだと思います。 働いた後の【食事】質素な食べ物でもとても美味しく感じました。 今はPCと遊ぶことが私の仕事だと思っています^^ 体が動かなくなったら遊べません。 ジュンちゃんはどう思いますか (2011.07.02 02:08:40)
あきてもさん
>読んで見たい本です。 > 是非一度、お読みください。 曽野綾子氏は見方によってはシニカルな性格の方ですが、 本質を突く意見をお持ちだと思います。 (2011.07.10 18:05:05) |