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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール

家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師 まなぶてらす主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に対して、成績が伸びる勉強のやり方、子どもをやる気にさせる親子の関わり方について教えている。

一方で、地方の教育格差をなくすための活動として、「勉強」と「習いごと」自宅で学べるオンライン家庭教師「まなぶてらす」の運営を行い、全国どこでもリーズナブルに質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『中間・期末テストに強くなる勉強法』『小学生の学力は「計画力」で決まる!』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』がある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

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2015/03/03
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カテゴリ:教科別の勉強法



こんにちは、坂本です。


高校入試も終わり、私のもとにも少しずつ

結果報告のメールが届くようになりました。


さて、今日は、暗記の負担を減らす社会の勉強方法について

書いてみたいと思います。


私の新刊では「つながりメモ」という

授業中のメモの取り方を分野別にくわしく解説しました。

『中間・期末テストに強くなる勉強法(大和出版)』



この「つながりメモ」もとても大切なのですが、

今日はこの方法に関連して、もう1つの重要な勉強法について

書いておきたいと思います。



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※今日の記事はお子さんが読んでも理解できるように書きました。
ぜひ、プリントアウトしてお子さんにも読ませてみて下さい。
-------




■社会は“調べたもん勝ち”の教科だ
────────────────────────


社会は代表的な暗記教科です。


たくさんの用語を覚えれば得点につながる。

知識問題が豊富な教科と言えます。


だから多くの人は、

「社会なんて楽勝!だって覚えるだけでしょ」

と“勘違い”してしまいます。


社会は「覚えるだけ」と思っていたら、テスト対策は間に合いません。


まして、中学受験や高校受験、大学受験で

膨大な知識を頭に入れるなんて無謀なこと。


単に知識を詰め込むだけではない、“工夫”が必要なのです。



では、社会の勉強では何が大切なのでしょうか?



ひと言でいうと、

「わかる」を軸に暗記の負担を減らすこと。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


このことを常に意識しなければなりません。



キーワードは、「わかる」です。つまり理解。

そう、英語や数学の勉強でも私が大事だと話している

「わかる」の過程が社会でもまた大事になるのです。


意外だなぁと思った人もいるかもしれません。


では、どうして社会は覚えるだけではダメなのか、わかるが大切なのか。

例を挙げてお話ししましょう。




■「わかる」を軸に暗記の負担を減らす方法
────────────────────────


たとえば、歴史の教科書を見ると

「明治政府は1873年、『地租改正(ちそかいせい)』という政策をおこなった」

という記述があります。


これを単純に暗記することもできますが、それだとスグに忘れてしまうでしょう。


ところが、ここで「地租」という言葉が気になったとします。

そこで、地租という言葉を調べてみると、辞書には次のように出ています。


“地租とは、土地に対して課される租税(そぜい)のこと。”


なるほど!土地の「地」と租税の「租」。

そこから地租という言葉が生まれたのだなぁと「わかる」わけです。


つまり、地租改正とは、

「土地にかかる税金が、改められた」という意味になりますね。


と、ここまで来ると、

じゃあ明治政府は土地の税金をどうしたのか?

上げたのか下げたのか?

なぜそんなことをしたのか?という疑問がわいてきます。



そこで、もう一歩踏み込んで調べてみるのです。

こんどは、インターネットで、調べてみることにしましょう。


検索ワードは「地租改正 なぜ」。


これでググってみました。

すると、こんな記述が見つかります。


------------

明治になっても,政府の財源の多くは農民がおさめる米にたよっていた。

ところが,この租税は,地方によって税率がまちまちであり,
また,おさめるものは米であったため,年によって収穫に差があり,
政府の収入は安定しなかった。

そこで政府は国庫収入安定のため,土地の所有者に地券(所有者の名前・
面積・地価・地租額を記入した証書)を交付して土地の所有権をみとめ,
1873(明治6)年から地租改正を行った。

地租改正は,
(1)米を現金にかえておさめさせる,
(2)課税の基準を,収穫高から地価(土地のねだん)にあらためる,
(3)税率を地価の3%とし,土地の所有者に税をおさめさせる,
というものであった。

そして地租改正の結果、政府の財政収入は安定した。

------------


ここまで調べると、「なるほど、そうだったのか!」となりますよね。


政府はこれから国を発展させていくために、

安定した収入(財源)が必要だったのです。


こうやって自分で調べることで、理解がさらに深まります。


こうして理解が深まれば、地租改正について問われても

すぐにピンとくるようになります。


たとえば、定期テストなどで次のような応用問題があっても

あわてずに対応できるようになります。


-------
問)1873年から行われた地租改正では、土地の所有者と地価を定め、
地価に一定の税率を課して地租とし、土地の所有者に現金でおさめさせる
ことにした。この改正が行われた目的を書け。
-------


この答えは何と書けばよいと思いますか?


そうです。答えは、

「政府(国)の財政収入を安定させるため」

と書けばオーケーですね。



このように、勉強というのは、理解(わかる)を深めることで

とても強固な知識(覚える)を身につけることができます。


また、単に「覚える」だけにとどまらずに、

「応用問題にも答えられる力」を身につけることができるのです。




ここでは歴史を例に挙げましたが、この「調べることの効果」は

地理も公民も理科はもちろん、他の教科も同じです。


積極的に疑問をもって、どんどん調べるくせをつけてみてください。

勉強が今までよりもずっと楽しくなるはず。


それでは今日の話を参考に、引き続き家庭学習を

充実させていきましょう。



坂本 七郎




追伸:

最近は「書く仕事」が多いですね。
地味に忙しい日々を過ごしています。

サクラサクシリーズも小さな改善を積み重ねつつ、
さらによいものにしていきたいと考えています。

すでにサクラサクに参加されている方は、
今後、サクラサクの進化にご期待ください。



追伸2:

歴史的な事件や出来事を調べたいときは、
今回のように「○○○○ なぜ」という検索ワードで
調べるとよいですよ。

そして、子どもの「調べるくせ」というのは
じつは親御さんの行動からも影響を受けています。

わからないことはすぐに調べる。
そうした文化を家庭の中でも育てたいものです。



追伸3:

志望校に合格した人。
そこで勉強をやめてはいけません。
合格はおめでたいのですが、油断が生まれます。
入学後に向けて、次の勉強をスタートしてください。
ここで手を止めた人は、高校に入ってから苦労します。

不合格だった人。
いまは泣いてください、後悔してもよいです。
けど、いつかその結果がよかったと思えるときが来ます。
できるだけ早く、次の一歩を踏み出してください。
「負けるが勝ち」ということわざがあります。
長い目で見たとき、不合格だったことがプラスの経験として
転じることがあるのです。





■発行:ドリームエデュケーション









Last updated  2015/03/03 02:01:05 PM
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