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テーマ:夜空を見上げてごらん(588)
カテゴリ:*** 神話・お話 ***
夜空にひときわ輝くオリオン座。
オリオン座は、夏の星座サソリ座とは、ともに夜空に輝くことはありません。 オリオンを刺したサソリ。 両者は避けあいつつ、今も夜空に広がります。 オリオン座が西に動くその視線の先、すばる(プレアデス星団)が輝きます。 すばるはプレアデスの七姉妹。 七姉妹に恋心を抱いたオリオンは、今でもすばるを西に追い続けます。 しかしプレアデスの七姉妹は、月の女神アルテミスの侍女。 アルテミスは、オリオンが好きでした。 アルテミスの兄、太陽神アポロン。 アポロンはその恋が気に入らず、ある罠を仕掛けます。 アポロンはオリオンを光で照らします。 そして狩の名人でもあるアルテミスに、あの光を射よと命じます。 見事光を射たアルテミスが見たものは、変わり果てたオリオンでした。 プレアデスの七姉妹は、オリオンに追われて星座になり、 オリオンは、死後にアルテミスの願いで星座になります。 そして月の女神アルテミスは、今もオリオン座のただ見て動くばかり。 オリオン、すばる、月。 ただ追い続ける者たち。 夜空の恋のドラマは、今もまだ続いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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