カテゴリ:庭
アメジストセージが大暴れに成長しています。 頭上には、マユミの実がピンクに色づき始め、まさに秋の風景です。 この写真の後、五、六本を残して、あとは刈り取りました。 根元には、すでに来年の芽が出ていました。 一寸先に何があるか分からない人間ですが、 植物たちは、気にも留めず、着々と来年の準備をしているんだなあ、と感心します。 ふわふわ。 まさに、鈴なりに実がなっています。 秋が進むにつれて、ピンク色は、驚くほどの濃いピンクに変化します。 一部のものは、早や、少し濃いピンク色になっています。 晩秋になると、葉がすべて落ち、実だけがぶら下がる様子も、また美しいです。 気にかかるので、ちょっとの時間を利用して、S子さんを訪問しました。 お風呂に入った日だったので、とても美しい顔をしておられます。 理解できているのか、よく分かりませんが、手を叩いて歓迎してくれます。 頂いた手紙に、とても嬉しいことがあったので、報告したい、と書いてありました。 それが、何だったのか、話を催促すると、 敬老の日に、市長さんが慶祝訪問をしてくれたことだそうです。 市長さんと一緒に撮った写真が飾ってありました。 傾聴ボランティアのときもそうですが、 相対している時間は、気持ちの良い時間を過ごせるように、心がけます。 記憶に残る、一番楽しいころの話を、十分に聞きます。 もう何十回も聞いた話しですが、でも、S子さんは、 中国の大連育ちなので、とても珍しい話をなさって、面白いんですよ。 そのころの日本人は、特にお父さんは貿易商で、豪華な暮らしをしていたようです。 ボーイさんや、女中さんがいっぱいいて。 ある日、別の町ハルピンに住んでいるお兄さんを訪問します。 ひとりではなかなか外出させてもらえないので、 お兄さんが、風邪をこじらせて、看病に来てほしい、と、 うそをついて、呼び寄せてくれたとか。 そこは、ロシア人街で、ガス灯が立ち並びそれはロマンチックなところ。 森繁久弥さんのエッセイに書いてありましたが、 そのころ、大連とハルピンを結ぶ、 いわば日本の新幹線のような豪華列車が走っていたとか。 政府の高官でもなかなか乗れなかったって。 でも、S子さんは、お兄さんの手配したアジア号に乗ってハルピンへ。 夜の街を、腕を組んで食事に行くと、 ロシア人のバイオリン弾きが、寄って来て、周りを回ります。 恋人同士と間違ったのです。 そんな楽しいワクワクした思い出、人に聞いてもらいたくはありませんか。 私が文章の書ける人なら、小説が書けるかも、と思ったものです。 私の方が、内容を記憶しているので、 手助けしながら、そんな話をまた聞いてきました。 すぐに忘れてしまうかもしれませんが、 その時間だけは、「楽しかった、嬉しかった」と言ってもらえて良かったです。 花ブログランキングに参加しています。 応援のクリックをよろしくお願いします。 昨日のアクセス数 1359 昨日のランキング 2 位 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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