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カテゴリ:トルコの生活・日常
サルダ湖が厳重な保護下に置かれ、色々と規則ができたらしい・・・との噂を聞いて様子を見に行ってきた。 神秘のカルデラ湖サルダで泳いでみた → ★ サルダ湖はブルドゥルとウスパルタの間に位置する地殻変動によって形成された構造湖のひとつで、火山地帯の爆発や陥没でできた凹み部分に水がたまるカルデラ湖である。 火山というぐらいだからもちろん水面の標高も高く約1140~1400mあるらしい。 アンタルヤから行くと1500mオーバーの峠と高原道路を越えてたどり着く。 前回行ったのはずいぶん前のことになるけれど、その時はクルマもビーチ際まで自由に出入りできて、柵なども一切なかった。湖畔では火山灰による泥風呂があり、湖にも浮きはなくてどこまでも泳いでいくことができた。 白い岩の上までクルマで入っていけたりもした。 ![]() この湖の特性はハイドロマグネサイトが多く湖岸が白くなっていること。(塩湖ではない) そして深さが184mと深い。 さらには湖から川などがなく、水が流出することがない。 そして湖底からぷくぷくと泡が湧いている。 水蛇みたいな細長い何かがたくさん泳いでいた。 湖岸には火山灰と思われるとても細かい泥の堆積がある。 なんでもNASAの調査によると古代の火星のクレーターにあったものと同じ物質が存在していることで注目を集めているそうだ。 白の湖岸と深いブルーの水面とのコントラストでトルコのウユニ湖として知られるようになって観光客が押し寄せることで自然破壊が進んでしまうと危惧もされている。 保護下にあると聞いて、いったい入場できるのかどうかすらもわからなかったので、調べられる範囲で調べていった。 市民ビーチは遊泳可能だが、駐車場があり入場料を支払って入る。 駐車場から約300mぐらい歩いてビーチまで行く。 綺麗な更衣室とトイレ、シャワーが設置されていた。 ビーチにはバーベキューやアルコールは持ち込み禁止。 湖岸にはいくつかの立ち入り可能な場所もあるが、水際で水遊びをする程度に留まる。 ![]() 浮きが張ってあるところまで何十メートルかはあるが、なんとそこまで行っても深さが大人の膝から太ももぐらいまでしかなかった。 浮きの外側はいきなり深くなっているようだった。 つまり、前回同様深いところでも泳げると思っていたのでパレットとか持っていったけど、泳ぐとお腹が湖底に着いてしまう深さしかない。 ![]() 一番深いところでもお風呂状態であった。 知っていたら裾の短い服でも着ていったのだが、ロングドレスで水に濡れないように裾をたくし上げている状態で、写真が今ひとつ決まらない。 次は小道具揃えて行こうっと。 でも言ってしまうと、私のような観光客が押し寄せることは自然破壊に繋がり、サルダ湖の特性にダメージを与えることにもなるのである。この湖固有の植性や生物たちを守るため、いずれは訪問者数を制限する策もあるらしいが、その反面湖畔にカフェやショップ、バンガローなどが建設されていたのも以前とは異なる光景だった。 近隣の村ではラベンダー観光にも力を入れ、ブルドゥル湖畔のコクル村同様、村おこしに必死な様相も目の当たりにした。 パムッカレの石灰棚で、過去には入場できた棚のプールへも保護のために出入りが禁止されたように、サルダ湖がいつの日か遊泳禁止、湖岸に立ち入り禁止になったとしても、それが必要なら仕方がないことだと思う。 いつまでも入れると思うな、行けると思うな、私たちはこれらをたくさん経験して学習してきている…。 ------------------------------------------------------------------ YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka チャンネル ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ![]() ミフリ&アクチェ ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() その他・全般ランキング ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 26, 2024 02:53:31 PM
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