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カテゴリ:時計
昭和時代の企業ノベルティとかキャラクターの、
機械式ウォッチを今の時代になって意外に見掛ける機会が無いのは、 殆ど子供向けに企画されていたらしく、 壊れればそのまま捨てられてしまったのではないか。 或いは物置とか古い学習机の奥に死蔵されたまま放置されて、 最後には整理ついでに一緒に燃えないゴミ行きだったのか。 この手の時計は確かに安物であるのは間違いないのだけど、 今見ると昭和の匂いがプンプンして、 オマケにクオーツではないという点で時計好きを刺激してくる。 大概は値段があって無いようなもので、 余程のレア品でもない限り5千円もしないと思う。 今では余りパッとしない読売ジャイアンツだけど、 昭和には鉄壁の強さを誇り選手は子供たちのヒーローであった。 草野球では各守備位置に於いて巨人の選手になり切り、 野球帽は敵味方なく殆どが黒くてオレンジのYGマークが付いていた筈だ。 それで、バッティングが上手ければ王さんか長嶋さんで、 ピッチングが上手ければ堀内さんというのも暗黙の了解。 家にある王選手の腕時計には、 世界のホームラン王特有の華麗な一本足打法のフォームが描かれている。 子供にとって王さんは仮面ライダーやウルトラマンと同格のヒーローだった。 草野球では皆で一本足打法を真似をしたものの上手くいくわけもなく、 最初に2~3球試してから普通のフォームに戻るのが常だった。 裏側を見ると殆ど未使用品だったらしく、 ジャイアンツマークのシールが残っている。 実は白っぽいベルトも付いていたのだけど、 既に加水分解でボロボロなので一応袋に入れて取ってはある。 旧いロゴマークが印象的な、 トヨタのノベルティウォッチはセンスが良い。 赤と白が基調でミステリーウォッチというのが泣かせる。 クオーツでも良いから今復刻しても通用すると思う。 裏がシースルーというのも気合が入っている。 残念ながらガラスにクラックが入ってしまっているけど、 それも含めて昭和の文化遺産である。 ムーブメントは小型の女持ち(めもち)と呼ばれるタイプを使用していて、 かなり凝った腕時計に仕上げている。 昭和の子供にとって、 まだ高価な腕時計自体が大人の持ち物であり、 増してやスーパースターの王さんの時計なんぞ手に入れたら、 近所の子供達に一目置かれただろうけど、 幾ら子供向けの安物とはいえ簡単に買って貰えるものではなかった。 更にクルマがいくら好きでも、 こちらは更に輪を掛けて非現実的な存在で、 免許すら持てない悪ガキには遥か彼方の銀河系レベルの存在だった。 クルマと言えば、簡単に手に入るのはグリコのオマケであり、 その上がフリクション機構付きのブリキカー。 夏休みには模型屋さんでマブチモーター、ギヤユニット、タイヤなどを買い、 ギヤユニットに合わせベニヤ板を加工したシャーシーを組んで、 暫くそのままで走らせて遊んでいた。 次にボディーは親戚の叔父さんに手伝ってもらい、 黄色く塗った5ミリ厚くらいのウレタンフォームを使い、 先端がクサビ形で後端を丸く針金で整形して脱着可能にする。 両サイドには同じ色に塗装したウレタンフォームを、 現合で切って嵌め込んで完成。 横から見ると左倒しのローマ字”J”の字に似たクルマは、 夏休みが明けると工作の宿題として提出して、 休み時間や放課後になると、 その自慢の黄色いスポーツカーを走らせていた事を思い出す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.09 19:30:09
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