24017455 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Mizumizuのライフスタイル・ブログ

Mizumizuのライフスタイル・ブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(11)

Interior

(35)

Travel

(91)

Travel(ベトナム)

(41)

Travel(フランス)

(65)

Travel(ハワイ・NY)

(36)

Travel(タイ)

(82)

Travel (イタリア&シチリア)

(47)

Travel(チェコ)

(11)

Travel (インドネシア、バリ)

(18)

Travel(日本)

(38)

Travel(日本、九州)

(39)

Travel(日本、中国地方)

(30)

Gourmet (Asian)

(10)

Gourmet (Japanese)

(11)

Gourmet (European)

(23)

Gourmet (Sweets)

(71)

Gourmet (Curry)

(18)

Gourmet (Others)

(7)

Gourmet(荻窪)

(13)

Gourmet & Shop (西荻窪)

(8)

Gourmet(阿佐ヶ谷)

(3)

Gourmet & Shop (吉祥寺)

(6)

Recipe

(6)

Essay

(137)

Movie

(158)

Movie(フランソワ・トリュフォー)

(3)

Movie(ジャン・ピエール・メルヴィル)

(3)

Movie (アンドレ・ユヌベル)

(4)

Movie(フェデリコ・フェリーニ)

(10)

Movie(エットレ・スコラ)

(1)

Movie(ドミニク・サンダ)

(3)

Movie (ベルナルド・ベルトルッチ)

(1)

Movie(ルキーノ・ヴィスコンティ)

(4)

Movie(ジュード・ロウ)

(12)

Art (ジャン・コクトー&ジャン・マレー)

(12)

Art(オペラ・バレエ・ミュージカル関連)

(6)

Figure Skating

(26)

Figure Skating(2008-2009)

(90)

Figure Skating(2009-2010)

(49)

Figure Skating(2010-2011)

(71)

Figure Skating(2011-2012)

(1)

Figure Skating(2013-2014)

(21)

販売書籍のご案内

(1)

Figure Skating(2014-2015)

(28)

Figure Skating(2015-2016)

(8)

フィギュアスケート(2016-2017)

(4)

Travel(日本、関東)

(7)

フィギュアスケート(2017-2018)

(12)

Figure Skating(2018-2019)

(6)

Figure Skating(2020-2021)

(3)

Figure Skating(2021-2022)

(10)

(5)

Figure Skating (2023-

(4)

手塚治虫

(46)

日記/記事の投稿

楽天カード

購入履歴

お気に入りブログ

ゴロワのブログ GAULOISES1111さん
Tomy's room Tomy1113さん
2020.02.24
XML
カテゴリ:Essay





新型コロナウィルスの流行が止まらない。現在東京と山口の二カ所生活をしているMizumizuだが、2月に東京に戻るつもりが山口へ足止めされている格好だ。東京へ戻るとなると、公共交通機関を利用しないわけにはいかない。密閉空間であの尋常でない密度の人間…移らないと考えるほうがどうかしている。

今回の新型コロナウィルス。中国・武漢が悲惨な状況になり、中国政府が都市封鎖にまで踏み切ったというのに、日本政府の対応は鈍かった。Mizumizu個人としては、中国全土からの日本入国をストップしてほしかった。そうすれば、少なくとも「時間稼ぎ」はできたはずで、時間稼ぎをしているうちに態勢をもっと整えることができるし、春になって暖かくなれば、ウィルスの流行スピードも鈍化して、この騒ぎもなんとなく消えていくかもしれない。

だが、日本政府はそうはしなかった。中国と長い国境を分かち合っているロシア、まがりなりにも中国と友好国のロシアが、国境封鎖に踏み切ったというのに、また先日はイスラエルが、中国に次ぐ汚染国となった韓国・日本の入国まで拒否したというのに、日本はいまだに中国からの入国禁止範囲を広げる・広げないで議論している状態だ。

この鈍い対応の裏に、4月に控えた習近平国家主席の国賓訪日があるのは明らかだろう。

そして、普段は何かというと日本を非難・批判ばかりしている中国が、この日本政府の鈍い対応を絶賛し、「感染は一時、友情は永遠」「日中、ともに手をとりあって病疫と闘いましょう」などと持ち上げているのが気分が悪くて仕方がない。気分が悪すぎて、逆に笑ってしまうほど。

そんなことを言いながら、中国は毎日のように尖閣諸島海域に入ってくるし、明確な理由も開示せずにスパイ扱いで逮捕した日本人は解放される気配もない。…なんてことを言ったところで中国の反応は分かっている。「日本と中国がどれほど仲良くなっても、国家主権に関して中国が権利を放棄することはない」「たとえどれほどの友情を結んでも、中国は自国の法律を曲げることはない」とか、まーそんなところだろう。

日本が中国人の入国を全面的に阻止せず、中国と同じ状況になりつつあるときに、中国が日本を賞賛すればするほど、日本人の反中国感情は高まるだろう。そんなことも分からないのかね、中国共産党って。政府主導のプロパガンダで人民の感情をコントロールできるなんて、前時代的もはなはだしい妄想だ。

いまや日本を抜いて中国に続く第二の最悪汚染国になってしまった韓国も、中国と経済的な結びつきが強く、思い切った措置が取れなかったという意味で日本と似ている。習近平の訪韓を実現したいという思惑が裏にあったのも日本と共通だ。

中国に忖度した(ことは明らかな)、日本政府の鈍い対応を、安倍総理を強く支持してきた保守層が厳しく批判している。もともと中国に対する警戒感が非常に高い層なので当然と言えば当然の反応だが、このままこの新型ウィルスが日本中に拡散し(それはもう時間の問題だが)、死者が増え続ければ、これまで様々なスキャンダル――それは主に左派系のメディアや文化人が仕掛けてきたものだが――を乗り越えて、憲政史上最長の在任期間を達成した安倍首相がついに退くことになるかもしれない。

新型ウィルスの「政治的な」側面はさておき、Mizumizuの疑問は、中国での流行当初から感染症の専門家たちによる、「すぐに中国からの入国を拒否せよ」的な発言がほぼなかったことだ。

逆に、インフルエンザウィルス(あるいはその他の疾病)による年間の死者数を挙げて、新型コロナウィルスに対して冷静な対応を求める専門家が多かった。

それはコロナウィルスはもともと感染力がそれほど強くないこと、致死率が同じコロナウィルスのSARSやMERSより低いということが論拠だったように思う。

コロナウィルスの感染力の弱さについては、根路銘国昭氏のインタビューに詳しい。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70375

要点をまとめると
1)コロナウイルスは咳や痰で飛び出しても1メートルを超えれば死滅する。感染者の近くで咳や痰を受ければ、小さな粒子となった飛沫(飛沫核と呼ぶ)を受けて感染するおそれはあるが、インフルエンザのように1回の咳で1万個以上のウイルスが死ぬことなく長時間浮遊し続け10メートル以内のほとんどの人を感染させる「空気感染」は起こらない。
2)コロナウイルスは「飛沫核感染」しかしないので、感染者がしっかりとマスクをしていれば感染拡大のおそれはとても小さい。これがコロナウイルスというもの。
3)呼吸器感染症では、インフルエンザウイルスは横綱級、コロナウイルスは関脇以下程度。
4)強い危機宣言をしないWHOに対して、トップの辞任要求の動きが広がっていて、それに乗じた著名人すら出ているが、WHOの認識は正しい。

ただし、これは新型コロナウィルス(のトゲに)粘着力があり、それが従来型に比べて感染力が強い理由であろうという研究結果が出される前のものだ。また、新型コロナが飛沫感染だけでなく、(密閉空間などでは)エアロゾル感染を起こすかもしれないという認識も中国の衛生局から示されている。
http://www.news24.jp/articles/2020/02/19/10597600.html

だが、どちらにせよ、「空気感染」のインフルよりは感染力は弱いというのは、いまだに揺るがない事実だろう。

もうひとつ、感染症の専門家が繰り返し指摘するのは、致死率の低さだ。
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/2019ncov_ippan_200203.pdf

致死率についてはまだ確定はできないにせよ、重症となるのは、高齢者、糖尿病などの基礎疾患のある人にほぼ限られているのは確かだろう。

日本は老人大国なので、高齢者施設での集団感染が今後増えていくと予想される。80歳以上であろうと10歳以下であろうと、命は命だが、すでに経済活動から退いたシニア層がバタバタ死んでも日本経済にはダメージ少ないし、なんなら医療費を食う年寄りにはこの際、死んでもらったほうが好都合…なんてことを考えている専門家がいるとは思えないが…というか、いたとしても絶対に口に出して言うことはないだろうが、とにかく致死率が低く、健康な若い人は感染しても症状が(それほどびっくりするくらい)軽微だというのが、この流行病のある種「救い」であることは確かだ。

これがペストのように、老いも若きも次々罹り、次々死んでいく疾患だったら、この情報時代の世界的なパニックははかり知れないものがある。

病原菌による大量死は、それに見舞われた人にとってはこれ以上ない悲劇だが、人類史を見ると、感染症による大量死は常に起こっている。新型コロナは「新型」であるだけにまだ分からない部分も多いが、致命的な死を広範囲にもたらす感染症でないことは確かだ。

2019年末から2020年初頭にかけての中国本土でのコロナウィルスによる死者は、増え続けているとはいえ、まだ2月24日の時点で2500人強(ただし、この数字には疑念もある。検査されずに亡くなった人も多いはずで、実際にはこの数字の倍、3倍、いやもっとかもしれない)。

それに対してアメリカで猛威をふるうインフルエンザによる死者は1万6000人を超えている。これについて、コロナウィルスが混ざっているのではないかという疑義が出されているが、感染症の専門家が出したデータを見ると、
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200222-00163925/
昨シーズンのインフルエンザによる死者数は34000人、過去10年で最も死者数の多い2017-2018シーズンは(なんと)61000人。

今シーズンのインフルエンザによる入院者数の推移のグラフを見ると、2017-18、2014-15よりは低人数で推移しており、今シーズンの流行だけが突出しているわけでもなく、コロナウィルスが混在していなかったとしても説明できる数字であることは確かだ。

新型コロナは新型なので、人々の恐怖心は高く、連日どこで感染が確認された、何人亡くなったと報道されればさらに恐怖心は高まるが、実際には「報道されない」感染症で亡くなっている人はもっと数が多いはずなのだ。

WHOはここにきて、新型コロナは「世界の3分の2が罹患する可能性」があるとしている。感染症の専門家も、「罹患する人が増え、免疫ができればおさまっていく」と口をそろえている。

https://kadobun.jp/feature/interview/9yhcdzonav40.html
(引用)今後ですが、ウイルスにかかった人は体内に免疫ができますから、免疫を持った人が増えれば、感染のスピードは弱まると予想されています(引用ここまで)。

考えてみれば、そのとおりなのだが、今回は中国との政治的・経済的な結びつき、それに習近平国家主席の訪日・訪韓というイベントがあったため、対策が手ぬるくなったのだろうという疑惑と結びついて、まっとうな専門家の発言まで、「中国に忖度した御用学者の詭弁」にされている。

たとえ初期の段階で日本が中国からの入国を全部拒否していたにせよ、韓国ルート、あるいは別のルートから日本にも入ってきたことは間違いない。ただ、その時期は遅らせることができただろう。時期を遅らせることで、死者の発生も遅らせることができ、暖かくなって感染のスピードが落ちれば、死者数も全体的には抑制できたかもしれない。

ただ…今のところ日本国内で亡くなったのは数人だ。この騒ぎの中で数人。ひるがえって全然報道されない季節性インフルエンザでは、
https://president.jp/articles/-/33053
2019年の1~9月の集計で、すでに3000人超。

毎日毎日「インフルエンザでどこどこの県で何人亡くなりました」なんて報道がされてパニックになったりはしていないのだ。

この数字を見れば、やはり「新型コロナで騒ぎすぎ」は事実かなと思う。そして、致死率のこれほど低い伝染病のために、たとえば2020年1月の段階で、中国全土からの入国をストップする、などのドラスティックな対策を取ったとしたら、それに伴う経済的な損失はどうだっただろう? 

命か、経済かと問われれば、命を優先させるのは当然だが、経済が回らなければ、もはや現代人は生きてはいけない。鎖国して一切の病原菌を外部から入れない見返りに、狭い日本国の中ですべての経済を回すなんてことはもうできないのだ。

<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.02.24 21:31:34



© Rakuten Group, Inc.