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2012/01/20
カテゴリ：☆DVD 映画 テレビ
1999年 中国映画 洗澡XIZAO SHOWER
昔 みた映画であるが、 友人が日本でレンタルで見たと言っていたので古い映画をUP・  北京の下町にある公衆浴場"清水池"を舞台に、家族愛と隣人愛を描いたヒューマン好編！【中古】◆DVD◆こころの湯◆ 友人に聞いたのだが、邦題は こころの湯 というらしい・ また余計なタイトルにしたものだ。。。 原題の洗澡は中国でも頻繁に使う言葉だ・ 先洗澡 先にお風呂にする。 みたいな感じでね・ 日本でも北 南でお風呂に対する考え方が若干異なるように？ 例えば沖縄ではシャワーのみの方も多い・ 英語タイトルでは SHOWER になっている、 中国でも南の方はシャワーのみを浴びる方が多いが、 香港から一番近い 南 広東省の中山温泉という温泉が有名だ・ といっても、これは水着で入るタイプも主流だったりする・ この映画ではその辺りにも触れ、 中国に詳しい方なら 更に楽しめる内容になっていて、 広い中国の洗澡についても触れらりたりする・ 映画はのっけから、北京大都会の様子だ・・・ 1999年 北京 中国全土で豊かになれるものから豊かになっていこう・・・ そういうTOU小平さんの言葉通り 中国は一気に変わって行った・ そして、この大都会にコインシャワーのようなビジネスを連想させるような所から始まる・ 嘗て 私も日本にいる時銭湯暮らしをしている時代があった・ 銭湯は夜0時くらいに閉まるし、毎日の事となると意外にお金もかかる・ 従い このコインシャワーも時々利用した・ 時間をセットしてあっという間に終わってしまう・ 時にはコインが足りたくなり途中で終わった時もあるが・・・ 中国の方もビジネスチャンスを狙う人も多く、 実際に映画でみるような。コインシャワー 車の洗車のような感じでAUTOで一発で終わるタイプがあっても面白そうであるが。 中国であのようなコインシャワーを挑戦した事がない・ そんなシャワーが先に入り、お笑いの映画かと思ったが そうではない・ 主人公のお父さん 銭湯経営 に大地の子で熱演された 朱旭さん（チュウ･シュイ） この大地の子は僕が香港で生活を始めた時に再度見て大泣きしました・ 心優しい感じが演技にでてくるような、当時大好きな俳優さんでした・ 知的障害の弟を持つ主人公の大明 ダーミンという兄・ 兄は僕達が頻繁に行く香港に隣接する広東省SHENZHEN市で仕事をしています・ SHENZHEN市は中国で特別経済特区として外資参入を積極的に受け入れ 多くの工場があり、出稼ぎ者を中心に多くの流動人口の方がいました・ 北京からの方もいたと思いますが、 多くは湖南 湖北 広西 江西等から来る方が多く、 多くは工員さんでした・ この兄のように携帯電話を持ち、飛行機で移動する方はSHENZHEN市で 工場等を経営している方なのかと思ってみていました・ この映画で出てくるような大型銭湯は現在ではサウナという位置ずけでしょうか？ 料金的には異なるのですが・ お風呂に入りに行きながら、その場所でこの映画のように多くの事をやってくれる・ 現在ではそれ以上の事もしてくれ、 こういう意味ではお風呂に入るに行くという意味とは異なりますが、 そもそも 香港の方や中国南に住む方は大型の湯船に入らない傾向が強いです・ 香港の方は元来湯船があんまり好きではない事、また衛生面で問題があるなど、 個人のよって変わると思いますが・・ 広東省 香港の方達と銭湯に行くと僕だけが湯船につかり、サウナに入り 赤スリをしたりと僕だけ大変長い時間がかかりますが、 他の方は別の形でリラックスしたり食事をしたりしていますので大丈夫でしょう・ 中国を北と南に分けるとすれば、 特に大連より北は街中に多くの銭湯があります・ その銭湯は小さなものから大きなものまであり、サービスは映画と同じ感じです・ ここへは純粋に湯につかりに来る方が多いです・ さて、映画は弟が絵ハガキで父が寝ている姿を書き、 兄は慌てて実家に戻ります・ 実家に戻った兄は久しぶりに弟と再会します・ 弟は父と2人で暮らしているようで、ささやかですが、楽しそうに暮らしています・ 親子中心に他従業員と銭湯に来るお客様をもてなしする毎日です・ 恐らく兄は弟は大好きなはずです・ 弟は間違いなく父 兄が大好きです・ しかし兄は知的障害を持つ弟や、 銭湯を経営する親父と一線をひいているような感じです・ この映画で弟は阿明 アーミンと呼ばれています・ この阿は日本で言う、ちゃん です・ 中華圏ではたくさんの 阿XXがいます・ この映画でタイトルになっている洗澡 この辺から映画の中でたっぷり見れます。 順不同ですが、コオロギ、掃除 様々なservice、歌、酒 人間関係 と 湯につかるだけではなく、人々の心が。。。 ここも見せ場の１つですので 映画でみてください 人間ドラマみたいな感じで・・ この見せ方は非常に興味深いです・ 父の様子が落ち着いているので飛行機で変えろとするが、 航空券を購入する際に弟も一緒に行く、弟は迷子に？なってしまう・ 結果的には帰ってこれたが、 父は弟と静かに大好きなこの仕事をしている 兄はこの仕事を馬鹿にしているが、大きなビジネスをすれば良いと。。。言う父 しかし 父は兄へも弟へも大きな愛がある・ ある日嵐で目覚める兄・ 物音がするので除いてみると 父は屋根に登り窓を修理していた・ 父と兄の会話もよい・ この景色はなにも変わらないねとい兄 息子に対して父は老人のようだ・ いくら修復してもがたがでる・・ と 土地開発のあおりを受けて、 この一帯が大型のSHOPPING CENTERになることに諦めているようだ ある時に、父は一人の女性の話しをする。 それが父の嫁 お母さんだ・ 陝西省だったような気がする・ 雨の降らない地域で水が乏しい・ 娘の嫁入りの前日に体を清めるという、 家族は食糧と引き換えに桶1杯分を交換しに村を回る・ そして入浴する 娘は涙を流す・ このシーンも必見だ・ またチベットだと思われるが、一生に限られた回数・ 湖に巡礼に行く・ そこへつかるという・ この景色はやはり絶景です・ 雪山に囲まれる 湖は冷たくないの？？ という子供に語りかける老婆・ この辺も映画で見てください・ つまりこの2つは体を清潔にするのとは異なり、清めるという意味合いだろう・・・ 父は兄に奥さんも一度連れてきなさい。。。 という・ 嫁には弟の存在は隠しているようだ・・・ 2日後に一度 広東省に戻る事にした兄・ 父の背中を流そうとし 嫁からの電話で話している時に父はなくなっていた。 父の葬儀も終わり 弟を施設に一度預けるものの、 弟が嫌がるので家に戻す・ 兄はここで、自分の嫁に弟の存在を話そうと決意し生涯弟と離れないことを誓う・ 移転が決まり 銭湯の施設備品を運び出す業者に抵抗する弟・ 一緒にお風呂に入った方がばらばらに引っ越していく・ 最後に映画でも出てきた 歌 O sole mioの歌が入ったウォークマンをもらう弟 思いである銭湯でその曲を聞きながら歌い 映画は終わる 私の太陽を この映画の最後 ハッピーエンドでちゃんちゃんで終わらなかった事が、 この映画の良さでもあり現代の中国をにおわしている 時代の移り変わり等を洗澡を題材にし、 1999年中国が全速前進する際に得たもの失ったもの等 を感じ 親子 兄弟 人間の美しさなども見る事が出来る・ 監督は海外向けにも多くの見てもらいたいと作った作品であろう・ お風呂 同じ文化がある日本人には非常にしっくりくる作品であろう・ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2012/01/20 08:57:25 PM
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