デイヴ・メイスン Dave Mason『Alone Together』/1970年 1st
イギリスのシンガー・ソング・ライター/ギタリスト「デイヴ・・メイスン」の1stソロアルバム。1967年にスティーブ ウィンウッド、ジム カパルディ、クリス ウッド、デイブ メイソンの4人で「トラフィック」を結成。デイヴ・メイスンは脱退、再加入を繰り返し安定して在籍したメンバーではありませんでした。すぐにソロアルバムの制作を始め、1970年6月にこのアルバムをリリース!何度も聴いたアルバムだけど、いつまでも色褪せない魅力を感じるアルバムです。確実に世界的名盤と呼んでも良いアルバム!急にまた聴きたくなったのは、少し前に「ムーディー・ブルース」のEP「メランコリー・マン」の事を書いた時に、そのジャケット裏にデイヴメイスンの広告が載ってたのを見てかなり久しぶりに1stアルバムを聴きたくなった。参加ミュージシャンDave Mason — Guitars, VocalsLeon Russell — PianoLarry Knechtel, John Simon — KeyboardsMichael DeTemple, Don Preston — GuitarsChris Ethridge, Larry Knechtel, Carl Radle — BassJohn Barbata, Jim Capaldi, Jim Gordon, Jim Keltner — DrumsBacking vocalsBonnie Bramlett, Rita Coolidge, Mike Coolidge, Lou Cooper, Claudia Lennear, Bob Norwood, Jack Storti2010年リマスター盤CDで聴いた。1曲目「Only You Know And I Know」2曲目「Can't Stop Worrying, Can't Stop Loving」3曲目「Waitin' On You」4曲目「Shouldn't Have Took More Than You Gave」5曲目「World In Changes」6曲目「Sad And Deep As You」7曲目「Just A Song」8曲目「Look At You Look At Me」このアルバムでいつも感動してしまう曲は6曲目「Sad And Deep As You」です。レオン・ラッセルの弾くピアノの優しさとデイヴの柔らかい歌声が胸に沁みる名曲です。あまり知られてない曲だけど、めちゃくちゃ良い曲なので多くの人に知ってほしい曲。そして何と言ってもシングルカットした1曲目「Only You Know And I Know」は文句なし名曲!日本盤のシングルタイトルは「二人だけが知っている」でした。ギタリスト「デイヴ・メイスン」も堪能できる軽快なロックナンバー!アコギのフレーズも最高だし、Gソロもシンプルなのに惹きつけられる。レオン・ラッセルもちょうど本格的に活動を始めた頃。コーラスで参加してるリタ・クーリッジがこの曲をカバーしてアルバムに収録しています。デイヴ・メイスンのオリジナル「Only You Know And I Know」はファンクなノリの気持ち良さもあってずっと16刻んでるような心地良さ。リタ・クーリッジのバージョンはよりシンプルに8ビートの気持ち良さで、あれはあれで本当にめちゃくちゃ良い!この曲、日本でヒットしたわけでもないので、マニアックな洋楽ファンの中でしか語られてないのが勿体無い。そしてこの曲の歌詞がまたいい!身につまされると言うかリアルに人間関係を歌ってる。その次の好きな曲は3曲目「Waitin' On You」です。ストレートなロックンロールナンバー。この曲でもレオン・ラッセルの弾くロックンロールピアノに耳を奪われる。もちろんデイヴのギターが最高なのですが。5曲目「World In Changes」が感動的な重めなロックナンバー!この曲のラリー・ネクテルのオルガンソロは必聴!8分の6になる展開も好きです。自分で曲を作ってバンドで演奏してた頃、ある曲でこの曲からヒントもらって作ったのを思い出した。7曲目「Just A Song」も気持ち良いの一言。サビに入ってくるバンジョーの音色がとにかく最高です!このアルバムは60年代〜70年代ロックファンなら外せない1枚である事は間違いない!…と思う。