1122698 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

いねねの趣味三昧(昆虫・野鳥・古寺巡り・読書・木工・語学など)

いねねの趣味三昧(昆虫・野鳥・古寺巡り・読書・木工・語学など)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

いねね

いねね

カレンダー

カテゴリ

フリーページ

お気に入りブログ

ニュー・アベマリア… New! 宮じいさんさん

蝶;ジャコウアゲハ♂… New! 大分金太郎さん

日本の野生蘭 ギン… New! himekyonさん

アゲハチョウ New! モルフォ蝶さん

今朝の大垣城! New! 大垣市さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

バックナンバー

サイド自由欄

設定されていません。
2022年01月01日
XML
カテゴリ:万葉集の野鳥たち
​新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。_”万葉集の野鳥たち” は昨年末で巻第二十の第4400首まで進みました。

元旦に紹介する歌は第4408首です。大伴家持が防人の別れを悲しむ心を述べて作った歌です。先の第4398首とよく似た内容になっています。

「大君の 任けのまにまに 島守に わが立ち来れば ははそ葉の 母の命令は み裳の裾 捻み上げ掻き撫で ちちの実の 父の命は たくづのの 白ひげの上ゆ 涙垂り 嘆きのたばく 鹿子じもの ただひとりして 朝戸出の かなしき我が子 あらたまの 年の緒長く 相見ずは 恋しくあるべし 今日だにも 言問ひせむと 惜しみつつ 悲しびませば 若草の 妻も子どもも をちこちに さはに囲み居 春鳥の 声の吟ひ 白たへの 袖泣き濡らし 携はり 別れかてにと 慕ひしものを ・・・ 住吉の 我が皇神に 幣奉り 祈り申して 難波津に 船を浮けすゑ 八十梶貫き 水手整えて 朝開き 我が漕ぎ出ぬと 家に告げこそ」_※一部省略

※_天皇の仰せのままに、島守に私が出発して来ると、母上は御召し物の裾をつまんで私を撫で、父上は白ひげの上から涙を垂らして嘆いておしゃった、「たった一人で朝戸を開けて出発するいとしい我が子、長年会えなかったら恋しいに違いない、せめて今日だけでも話をしよう」と、惜しみながら悲しんでおられると、妻も子たちもあちこちに大勢身を寄せ取り囲んで座り、(春鳥の)声はむせび、(白たへの)袖を泣き濡らし、手を取り合って別れかね、引き止めようと付いて来るのだが、・・・ 住吉の大神に捧げ物をしてお祈り申し上げ、難波の津に船を浮かべ据え、たくさんの揖を通し、水夫を指揮して、朝の海に私は漕ぎ出したと、家の者にお伝えください。と歌っています。「春鳥の」は春に鳴く鳥のようにの意で枕詞です。
                                 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年01月01日 06時23分37秒
コメント(0) | コメントを書く
[万葉集の野鳥たち] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.