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投資の余白に。。。

投資の余白に。。。

January 7, 2012
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カテゴリ:YOUTUBE
新しい年を期して新しい企画をふたつ考えた。ひとつは読書日記、もうひとつはYOUTUBEで視聴する音楽である。

クラシック音楽に限れば、ステレオ放送が始まった1960年代末期以来、音楽にアクセスする主な媒体はFM放送だった。しかし、ネットラジオなど時代と共に多様化し、最近ではYOUTUBEやUSTREAMなどで音楽に接する機会が多くなった。

音楽媒体としてのYOUTUBEに注目したのは、まだビデオがなかった時代の映像が見られるからだ。音楽の黄金時代といえるのは1950年代と70年代だが、このころはまだビデオはなかった。特に1970年代を知ることは、それほど遠い過去ではないのに、案外できない。

いまのところ音質も画質もよくないが、いずれ改善されるだろう。それに、やはり映像がついているのは音質の悪さを考慮してもかなりのアドバンテージだ。

そこでYOUTUBEの画像を貼り付けようとしたが、楽天ブログではできない。それではと引越も考えたが、著作権法に違反している映像を貼り付けると違法になるという。まあ個人のブログが摘発されるようなことはないだろうが、少し様子を見ることにして、URLだけを貼り付けることにした。

そうこうしているうちに、作曲家・林光の訃報が飛び込んできた。毎年10月に行われているバースディコンサートを欠席したというので心配していたが、9月末に転倒し頭部を打って意識不明だったらしい。1月5日に亡くなったというニュースを7日に聞いた。

痩せて小柄で運動能力の高い人だったから、ふつうの道路で転倒なんて想像もできない。なにか突然の発作に襲われて転倒したにちがいない。たまたま運悪く頭を強打したということだろう。

日本人であれば、ほとんどの人は林光が作った音楽に触れているにちがいない。芸術音楽の分野だけでなく、映画、演劇、テレビドラマの音楽をはじめ、漫画の主題歌さえ作っている。

中でも印象的なのは、NHK大河ドラマの音楽だった。林さんは3作担当しているが、1973年の「国盗り物語」と77年の「花神」のテーマ音楽は大河ドラマ51作のうち、最高の作品として甲乙つけがたい。大河ドラマの音楽は、いずれも当代一流の作曲家を起用し、その作曲家たちが精魂こめて作っているのでそれなりに優れた作品が多いが、林作品は抜きんでている。

国盗り物語

花神

YOUTUBEにアップロードされたコンテンツは、いつ削除されるかわからないので、「これ」と思ったコンテンツはダウンロードしておくのが大事。またURLの末尾に&fmt=18をつけるなど、高音質・高画質化する方法もある。

YOUTUBEには伝説の名演として知られる福島の高校合唱団による「水ヲクダサイ」もアップされている。1958年、作曲者28歳の作品で1960年代は「流行」といえるほどあらそって全国の合唱団によって演奏された。かなり厳密なカノン形式で作られていて、格調の高さや密度など、古今の無伴奏合唱曲の頂点に立っている。

原爆小景より「水ヲクダサイ」

作曲者自身が東京混声合唱団を指揮した演奏も名演だったが、この演奏はそれを超えている。

林さんはピアノの名手でもあった。ソプラノ歌手伊藤叔と作った「アメリカ・アメリカ」(日本ビクター)というアルバムでは、その見事な演奏と、編曲の冴えも聞くことができる。たしか黒人霊歌が数曲収められていたが、その編曲のすばらしさといったらなかった。このLPはCD化されていないが、やはり「1970年代」の黄金の成果のひとつだと思う。





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最終更新日  January 8, 2012 08:41:00 AM
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