「しあわせ」
高田敏子
歩きはじめたばかりの坊やは
歩くことで しあわせ
歌をおぼえたての子どもは
うたうことで しあわせ
ミシンを習いたてのむすめは
ミシンをまわすだけで しあわせ
そんな身ぢかなしあわせを
わすれがちなおとなたち
でも こころのきずを
なおしてくれるのは
これら 小さな
小さな しあわせ
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とりあえず日本に帰ってきました。また、ふらりと出かけるかもしれません。
高田敏子さんは良くも悪くも庶民的な詩人で、モダニズム派からは無視されていますが、こういう詩は長くアンソロジーに残ると思います。
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Last updated
2010.11.27 19:43:55
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