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2010/12/20
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カテゴリ:社員旅行
集積場01.jpg


社長、危ない!

という感じで、カニのよう手を持つ大きなリフトが活躍中だったのは、真庭市の「バイオマス集積基地」。

集積場02.jpg


広い敷地に、市内から持ち込まれた「バイオマス」が集められています。

バイオマスという言葉は最近テレビでも耳にすることが増えてきたように感じますが、「バイオ」とはバイオテクノロジーという言葉もあるように、「生物の」ということで、マスとはマスコミのマスで、「大量の」「総量」ということ。
ということで、地上に薄く広く広がった生物由来のものすべてを指します。

地上から「バイオマス」を取り去ると、そこにはきっと月や火星の表面のような世界が広がるのでしょう。
草や木といった植物、人間や犬猫などの動物。それらはすべてバイオマスです。
もちろん、残飯とか、腐った木とか、虫とか、ミミズとかもマイオマスの一部です。

植物は光合成によって成長します。
中学時代のおさらいになりますが、光のエネルギーを使って、植物の内部に生成されるのが炭素化合物。
空気中の二酸化炭素の炭素を取り込んで化合物にして固定化し、あまった酸素を空気中に吐き出す活動によって植物は成長します。
言いかえれば、光のエネルギーが「炭素化合物(有機物)」という形で植物の中に閉じ込められているとも言えます。
動物は植物を食べ、それをエネルギーや体の組織に変えて生きています。

ということで、生物由来のものすべてにはエネルギーが内在しています。
そのエネルギーを総称してバイオマスエネルギーといいます。

分かりやすく言えば、落ち葉を集めて焼き芋を作る。
これもすなわちバイオエネルギーを利用したものです。
これまで人類は、もっとも身近なエネルギー源として木材を利用してきました。
薪を使って暖を取り、米を炊き、魚や肉を焼くというのが、化石燃料が登場するまでのごく普通の暮らしでした。

では、なぜ最近わざわざ「バイオマス」という言葉を使うのかというと、使いやすい部分だけではなくて、これまで廃棄されてきた部分の有効活用や、あるいは石油の代替品として注目されているからです。

山には倒木が放置されているし、製材所では使えない木の皮が大量に出てきます。少量ではただのゴミにしかなりませんが、これを集めると「資源化」することができます。
この集積場に持ち込まれるものは、製材所から出てくる皮や側の部分。
山から出てくる倒木や、枝、細すぎる間伐材など。
それをチップにして、製紙工場に売ったり、ボイラーの燃料にしたりしています。

といっても、ボランティアではなかなか物事は進みません。
ここに倒木や不要な木材を持ち込むと、樹種によって1トンあたり3000円~5000円の現金がもらえます。
この施設そのものは補助金や市の予算を投じて建設されたものですが、運営そのものは民間で行なっており、かろうじて赤字にはなっていないとのこと。
箱を作ることよりも、やっぱり大事なのは事業を「運営」ですね。
運営には「人」が必要になります。
そこには雇用も生まれますし、雇用が生まれれば活気も生まれます。

作って終わりの公共事業ではなく、永続的な仕事を地方に生み出すことが重要ですね。






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Last updated  2010/12/20 06:54:05 PM
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