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今日紹介するのは、オーダー品のキャビネットです。 上のスペースにはテレビを入れるとのことです。 引き出しの前板以外は、◇国産杉の新材を使っています。 その理由としては、 ・設置スペースの制約と、置きたいものとの兼ね合いから、板の厚みを薄くしたかった。 ・古材であることにそれほどこだわりはない。 という点です。 お客様と相談して、前板だけは古材を使用し、ワックス仕上げとしました。 色は、濃茶です。 杉の新材というのは、古材と比較すると日焼けしていないので、肌色っぽい色合いをしています。 これが日焼けしてくると、紫外線で木材表面の細胞が破壊されて劣化し、グレーに変色していきます。 そのため、同じように塗装しても、塗料の吸い込み方や、下地の色あいの違いによって、色に微妙な差が出てきます。 新材の方は、素材の赤味を反映して、少し赤味よりのダークブラウンになっています。 ウオルナットっぽい感じでもあります。 一方、OLD ASHIBAの方は、もともとの材料がグレーっぽいこともあって、赤味の少ないダークブラウンとなります。 また、艶感も、塗料がしみこんで表面に層を作りにくい古材の方が少ないですね。 塗装が終わって最終組み立て前の材料です。 引き出し、背板をつけて完成です。 ボックス部と引き出し前板で、色合いと素材感が少し違いますが、このツートン感というのが意外にお洒落なのではないかと思います。 今回は同じ塗料で塗装しましたが、あえて色を変えるのも面白そうですね。 商品データ----------------------------- 杉 新材+OLD ASHIBA ミックス キャビネット本体 杉新材 前板 OLD ASHIBA 塗装 濃茶+ツバキワックス サイズ W664 H900 D320 取っ手 ハンドメイド 丸棒M 参考価格 32000円(税込み 34560円) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/08/29 08:03:34 AM
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