くり坊のひとりごと（blog版）

朝の散策を終え、朝食をいただくと、いよいよパリ観光の始まりです。
なにしろ「弾丸」ツアーなので、観光スポットをゆっくり散策するなんてことはできず、もっぱら「車窓」観光。
どこを走っているのかもよくわからないのですが、車窓から見えるパリの美しい街並みにテンションが上がります。

最初の写真は、ジャンヌダルクの銅像。
農夫の娘として生まれたものの、神のお告げによって軍人となり、イギリスとの100年戦争で活躍したものの、のちにイギリスの捕虜となり、魔女裁判のかけられて19才の若さで火刑に。
のちに、名誉が回復されて聖人となった、フランスのヒロインです。

車窓から見えた、オルセー美術館。
印象派の絵画を数多く展示してあるとのことですが、今回は予定に入ってません。
以前パリに行った弟は、「オルセーがおすすめ」と言ってましたが。
オルセー美術館から、セーヌ川を挟んで向かい側にあるのが、世界一の来館者を誇るルーブル美術館。
本当は、外からゆっくりと建物やガラスのピラミッドを見たかったのですが、観光バスはそのまま地下の駐車場へ・・・。
駐車場から地下移動して、「逆さピラミッド」。
逆さピラミッドから、手荷物検査を超え、ショッピングエリアを抜けて出るのがガラスのピラミッドの下側です。
ここから、ルーブル美術館の正面の様子が、ガラス越しに見えました。
ガラス越しでなく、直接見たかったなあ・・・・。
ルーブル美術館はもともと宮殿で、ベルサイユ宮殿ができるまでは王宮でした。
ベルサイユ宮殿ができ、国王がそちらに移った後は、すでに、世界各国から集められた王室のコレクションを収蔵、展示する場所として使われていたらしい。
最初に見たのは、巨大な石積み。
これは、12世紀にルーブルにルーブル城が作られた際の、最初のお堀の石垣のあとだとか。
ガイドさんが説明してくれてます。
ルーブル美術館はとにかく広いので、全部をしっかり見ようなんてことは、ツアーでは不可能です。
ルーブル滞在予定時間は2時間半ほど。
日本語が流暢な、美術館の公認ガイドさんの説明を聞きつつ、ポイントだけ押さえていきます。
最初に入ったのは、ギリシャ時代の彫刻群を展示した場所。
女性の姿の柱。
月の女神　アルテウス
なんだか、セクシーな像。
ご存知　ミロのヴィーナス。
ルーブル美術館は、もともとが宮殿であっただけに、天井の装飾がすごいです。
サモトラケのニケ。
NIKE のマークは、この翼をイメージしたものだとか。
見つかったときは、バラバラの断片で見つかったらしく、それをつなぎ合わせた結果、頭部と両腕は見つからなかったとか。
フラスコ画
キリストの誕生
とにかく、天井の装飾には圧倒されます。
聖母子と少年聖ヨハネ。
このガイドさんは、ブラタモリの「パリ編」にも登場し、パリはかつて、二階から糞尿を路上におとしていた、という話をしていた、アニーノットさん。
パリの公認ガイドさんですが、過去には、日本に住んで、NHKのフランス語講座にも出ていたとか。
おそらく、どれも相当すぐれた作品なのだと思いますが、あまりの数の多さに、みんな素通りしていきます。
ルーブルと言えば、やっぱり、モナリザ。
「今日は人が少ない」と言ってましたが、近づくのも容易ではありません。
遠くからパチリ。
モナリザは、ルーブルの中でも、最重要作品ということで、ガラスでカバーされていて、写真を撮っても映り込みがひどく、いまひとつ。
モナリザを見ている人の顔までしっかり映ってます。
やっぱり、天井は見ごたえがあります。
この入れ物があってこその、この作品群、という感じもしますね。
細部まで精緻な作り込み。
ドミニク　アングルの「グランド・オダリスク」
正面から見て、背中が長く、バランスが悪いのは、もともと置かれていた場所が正面から作品を見ることができない場所であったため、斜めに見たときのバランスを考慮したものだとか。
ナポレオン。
自由の女神。
ジャンヌダルク。
やっぱり、天井はすごい。
私たちが入館したのは、9時でしたが、どんどん人が増えてきました。
ミケランジェロの、奴隷の像。
左が「抵抗する奴隷」で、右が「瀕死の奴隷」
いっぱい像が並んでますが、ゆっくり見ている時間もなし。
そとからルーブルを見たいのに、それもかなわず、窓から垣間見える景色を・・・。
11時半。
ルーブルを出て、再び、「車窓観光」へ。

金色のジャンヌダルク。
突き当たりがオペラ座。
パリの中心部は、石畳がそのまま残されています。
マリーアントーワネットが処刑された、コンコルド広場
シャンゼリゼのルイヴィトン
凱旋門
そして、バスは、モンサンミシェルへ・・・・。