くり坊のひとりごと（blog版）

弾丸フランス紀行も「その8」となりました。
弾丸という割には長々しいレポートにお付き合いいただき、ありがとうございます。
モンサンミシェル修道院を見て、それから、一路、ツアーバスはベルサイユへ。
約4時間の行程です。

ベルサイユといえば、「ベルサイユのばら」。
フランス革命の頃のベルサイユを舞台にした、伝説的な少女マンガですね。
「ベルばら」と言われ、宝塚歌劇団の超人気演目でもありました。
うちの奥様が「ベルサイユ宮殿」に行きたがったのも、おそらくこのマンガの影響でしょう。
フランスから帰ってきて、全巻大人買いをしようとしていましたが、ヴェルサイユの本と一緒に、お友達が貸してくれました。
そのお友達は、かれこれ、30年以上前に新婚旅行でベルサイユ宮殿に行ってきたそうで、このガイド本も、もちろん、漫画も、30年以上前のもの。
さて、話はもとに戻りまして、モンサンミシェルから4時間かかってベルサイユへ。
パリとベルサイユの距離は20キロほどで、イメージとしては、東京-横浜、大阪-神戸　といった感じ。
モンサンミシェルから、ほぼパリに帰ってきた感じですね。
午後4時前に到着したのですが、5時閉館の宮殿には、まだ長い行列があって、ガイドさん曰く
「個人では入れるかどうかわからない」とのこと。
私たちは団体予約してあったのですが、それでも予定より30分遅れて、入れたのは4時半
金色の柵の手前でウエイティング。
柵の隙間から、宮殿をパチリ。
もともと、王家の狩場の館があった場所に、ルイ14世が1682年に建てた宮殿。
とはいえ、建物も庭園も広大なので、完成までには50年かかったそうです。
手荷物検査を受けて、いよいよ宮殿内部へ。
白い石作りの大きな空間が、期待感を膨らませてくれます。
そして、部屋に入ると、一気に彩色あふれた空間に。
ルーブルもそうでしたが、装飾の美しさ、細緻さには驚嘆します。
何しろ床面は人でいっぱいなので、どうしても天井に目がいってしまうのですが、豪華絢爛です。
ヨーロッパの王族というのは、お金のかけ方が桁違い。
特に、大航海時代以降というのは、世界各地に出て行って、植民地からも富をかき集めていたということもあるでしょう。
自国から集める富だけでは、ここまで贅沢なものは作れなかったのではないかと想像します。
とにかく、流れにしたがって歩いていくのがやっとという状態です。
こちら、王様の部屋。ただ、とにかく、写真を撮っただけで、その場ではあまりよく見てないのが残念です。
そして、ベルサイユ宮殿一番の見どころといえば、「鏡の間」
アーチ窓と正対した壁面には、同じアーチの形をした鏡が入っています。
今話題の、日産のゴーンさんが、億単位のお金をかけて還暦祝いをしたというのが、ここ。
床は寄木細工ですね。可愛らしい配色です。
豪華な天井。
マリーアントーワネットといえば、フランス革命で処刑された王妃。
「食べるものがないのなら、ケーキを食べればいいじゃない」と言ったというのは、有名。
建物以上に人手と時間をかけたというのが、庭園です。
ただし、今回、庭園鑑賞は一切なし。
マリーアントーワネットが使っていたという解題。
本来は通れるらしいのですが、すでに定時を過ぎてしまったため、通行止めに。
ナポレオンの部屋。

勇壮な馬上のナポレオン。


そして、流れにそって外へ。
お庭側から見る、ベルサイユ宮殿。
そして急ぎ足で、ベルサイユ宮殿を後にしましたが、あまりに急ぎ足すぎて残念でした。
ベルサイユ宮殿を急ぎ足で出発し、パリに帰ってきて、エッフェル塔へ。
エッフェル塔を正面に臨む、トロカデロ広場から。
高さは東京タワーとほぼ同じらしいのですが、周囲に高い建物がないので、どっしりと、大きく見えますね。
エッフェル塔の又の向こうに見えるのは、エコール・ミリテール（旧陸軍士官学校）。
ここでの滞在時間　15分。
そして、凱旋門。
ここもやっぱり10分くらい。
そして、モンマルトル。
赤い風車は、ムーランルージュという、有名なキャバレー。
行ったことのある人の話では、トップレスの女性が踊っていたとのこと。
モンマルトルは、印象派の画家たちも集まった、繁華街。
ちょっといかがわしさのある町。
「ブラタモリ　パリ編」では、タモリも好きだと言ってました。
これで、午後8時半。
一日が長いです。
夕食を食べて、午後9時50分。
やっと、暗くなりました。