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カテゴリ:ちょっとおでかけ
今週は熱海ネタばかりとなっておりますが、本日ご紹介するのは、美術館です。 MOA美術館という、熱海駅の背後の山の中腹にある美術館で、駅から「MOA美術館行き」のバスが出ています。 それに乗って、急な坂道を上ると、入り口に到着。 入口だけ見ると、山の中腹に、ぽっかりと口が開いたような状態で、背後に建物が見えません。 それもそのはずで、なんと、入り口から本館までの高低差は60M。 7つのエスカレーターを乗り継いで美術館に向かいます。 美術館の前に、このエスカレーターには圧倒されます。 エスカレーターの途中のホールでは、美しいプロジェクトマッピングも見れます。 そして、長い長いトンネルと抜けると、そこには、大きな石造りの本館が見え、相模湾を見下ろす、広々とした空間が広がっています。 本館前には、ヘンリームーアの「キング&クイーンズ像」。 並んで相模湾を見下ろしています。 天気が良ければ、ものすごい絶景なのだと思うのですが、残念ながら小雨の降る冬の天気で、キング&クイーンの背中もちょっと寂しげ。 この美術館は、日本の芸術を中心に展示する美術館なので、派手な洋画などがないため、展示は少々地味な印象。 中には、能楽堂もあって、定期的に、能や狂言の講演も行われるようです。 そして、秀吉が作ったとされる「黄金の茶室」の再現。 秀吉は、組み立て式の黄金の茶室を作って、京都御所の中や、朝鮮出兵の折には、九州まで運んで茶会をしたとか。 本館の大きな窓からは、相模湾が見える(らしい)。 この美術館は、日本の美術品を中心に、国宝や重要文化財もたくさんあります。 こちらが、国宝 野々村仁清 「藤壷」。 あと、有名なものでは、尾形光琳の最高傑作とされる、国宝「紅白梅図屏風」もありますが、展示期間が限られていて、その時でないと見れません。 HPによれば、7月30日~8月18日までの期間は、「紅白梅図屏風」が見れるようです。 重要文化財 阿弥陀如来及両脇侍坐像 私のような写真を撮るのが好きな人にありがたいのは、フラッシュをたかなければ、撮影OKなところ。(一部除く) 写真を撮ってもOKということはもちろんありがたいのですが、さらにありがたいのは、ガラスがすべて無反射ガラスであること。 多少は映り込みがあるものの、ほとんどガラスを意識せずに美術品の鑑賞ができます。 ガラスの中ですが、ガラスはぜんぜん気になりません。 そのせいか、ところどころ、近づこうとして鼻先がぶつかったらしい、顔の脂のあとがあったりします。 陶器の収蔵品もかなり多いです。 こちら、 重要文化財 染付草花文瓶 伊万里 重要文化財 色絵桃花文皿 鍋島 なにしろ、重要文化財クラスがいっぱい展示してあって、「鑑定団」好きな人にはたまらないと思います。 本館の外には日本庭園もあります。 この美しい緑も、雨が降ればこそ・・・・。 ということで、日日是好日 ですね。 外の日本庭園には、尾形光琳が住んだ家をモデルにつくった「光琳屋敷」というものがあり、抹茶もいただけるのですが、残念ながら、4時半で閉店してました。 いわゆる、大和塀。 そして、長いエスカレーターを下って、もとの入口に戻ります。 閉環時間が過ぎて、掃除も始まってました。 熱海に行くにあたって、熱海の観光地を調べてみたのですが、意外に「ない」です。 じゃらんの熱海観光ランキングによれば、 第一位 来宮神社の大楠 第二位 温泉 第三位 来宮神社 第四位 熱海城 第五位 熱海サンビーチ 第六位 伊豆山神社 第七位 初島 第八位 MOA美術館 第九位 起雲閣 第十位 アカオ ハーブ&ローズガーデン ※お宮の松は15位でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/07/19 03:31:42 PM
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